24歳も踏ん張った。浅地も途中、大雨に降られた。初の首位から出た2日目。「緊張とかは一切なく気持ちが良かった」と、意気揚々とスタートしてしばらくしてから「16番で土砂降りが来た」。

前の15番で、「めっちゃ滑って右に行った」。次のホールは警戒して打ったつもりが、また滑って今度は左に行った。しかも「雨降ってるときと、降ってないときでは30ヤードくらい違う」と、ちっとも飛距離も稼げず、ダブルボギーを打った。

「そこはアンラッキーでしたけど、今日は耐えるゴルフに徹しようと思ってやりました」と、2位タイで踏みとどまった。

ゴルファー日本一を決める大会を好位置で折り返したが、気負わない。
「優勝とかは、意識しない」と週末にむけて、無欲を決め込む。
デビュー年の12年以来5年ぶりのシード復活に賭けている。現在、賞金ランキングは74位。
「いま、ぎりぎりのところにいるので、第二シードを確定させるくらいの位置で終えられたら」。
初優勝を目指すより先に、やりとげるべきことがある。

• 浅地 洋佑