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今季、乗せて、乗せて、乗せまくった男がスーツの下に隠しているもの

塚田も祝福してくれた!! パーオン率おめでとう。一杯のコーヒーで乾杯
母国では、数え切れないくらいの受賞歴も、3年目の日本ではこれが初。
韓国出身の35歳。姜庚男(カンキョンナム)がパー4での1オン、パー5での2オンを含むパーオン率賞で70.79%を記録して1位に。
「アイアンが私の一番得意なクラブなんです。年末に、その結果を証明するような賞を獲れたこと。これが日本での初受賞というのもうれしいですね」。

喜びにひたる受賞者を、日本ツアーの仲間も祝福してくれた。
ジャパンゴルフツアー表彰式では開催直前に、ルールや米ツアーの現状を学ぶJGTOセミナーが行われた。その休憩時間に一杯のコーヒーを注いでねぎらってくれた塚田陽亮と、受賞式の前にプレ乾杯……!!!

日本ツアーへの本格参戦が、30歳を過ぎた2015年からと遅かったのは、その直前に2年の兵役を済ませてきたから。
すぐ翌年に初シード入りを果たしたが、日本での初Vはまだ。
「クラブが握れなかった2年間のブランクは、自分で思っていたより大きかったです。自分自身に期待を持って来ましたが、慣れない環境や言葉の問題もあり、日本ではまだまだ思うようなゴルフはできていないように思います」。

まして昨年は、待望の子宝に恵まれたことも手伝いオフの練習も、ついついおろそかに。「今年は、あまり準備もしないままばたばたと開幕を迎えてしまいました」と、ハレの舞台で反省も少し。
母国ではアマ時代から強さを発揮し、その実力から金庚泰(キムキョンテ)らと、頂上の一角を担う存在として、注目された。プロ転向から3年目の06年には韓国ツアーで賞金王にもなった。

しかし、今季は日本プロなどで優勝を争ったが今一歩届かず。まだ、日本ツアーでは真の強さを発揮できていない。
「来年はしっかりと練習をしてぜひ勝ちたい。日本にもすっかり慣れましたので、1勝を目標に頑張りますよ!!」。
ちなみに噂によると、鍛えに鍛えた腹筋は「バッキバキ」だそうだ。
「いえいえいえ…」と、テレながらも「またそういう機会があれば、お見せできればと思います…!!」。
自慢の6パックはとりあえず、スーツの下に隠して来季もまた、初V目指して乗せて、乗せて、乗せまくる…!!
  • そのスーツの下には…?! チャンスがあれば、またお披露目してくれるそう。お楽しみに!!

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