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【FR】見事なV字回複で、竹内廉が17位に滑り込む!

初日から75・74。2日目を終えた時点で5オーバーの156位タイと、予選突破も危ぶまれるような状況から見事にV字回複。竹内廉が最終日にスコアを7つ伸ばし、トータル14アンダーの17位でフィニッシュ。来シーズンのレギュラーツアー前半戦出場の切符を獲得した。

「(2日目を終えて)正直、4日間で帰ろうかと(苦笑)」と絶望的な状況に陥ったが「やるしかない」と気持ちを奮い立たせ、3日目以降は68・69・67とアンダーパーでプレー。

この日はインスタートの前半、二つバーディを奪って折り返すと、後半に入り2番から3連続バーディ。7、8番もスコアを伸ばし、トータル7バーディ、ノーボギーの65。「パーオンできて、グリーンを外すことがあまりなかった」と、戦い終えて満足そうな表情が印象的だった。

竹内は16歳からオーストラリアにゴルフ留学。2010年には全米アマに出場し、18歳でプロ宣言。14年のPGA資格認定プロテストに合格し、15年からチャレンジツアーを主戦場に戦っている。

今年5月の『日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯』でレギュラーツアー初出場を果たすも「ズタボロで…」と77・75のストロークで予選落ち。「行ったことに満足してしまって、緊張しすぎて力が入り過ぎました」と、苦い経験をした。

来年は「1試合でも多く出たい」と、時松隆光や川村昌弘といった、すでに活躍している同級生と同じ舞台でしのぎを削る。得意クラブは「キャリーは300ヤードくらい」と話すドライバー。379ヤードある昨日の7番では、フォローの風にも乗ったが、ティショットでグリーンエッジまで届いたほどだ。そのビッグドライブを、今度はレギュラーの舞台で披露する。

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