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ダンロップ・スリクソン福島オープン 2018
佐藤和紀がデビュー戦! アニキに届ける5アンダー
「意外と緊張しなかった」。
むしろ、初日からティーインググラウンドを埋め尽くした大勢のお客さんに、心が躍った。
「こんなに人に囲まれながら、プレーすることがないので。楽しかった」と、記念すべき人生初戦は5番からの4連続バーディを含む67と、上々の滑り出しが出来た。
祖父の影響で、7歳からクラブを握り、九州福岡の強豪、沖学園の中2時には、九州ジュニアを制した。
同・高校から進んだ東北福祉大では、良き出会いがあった。
ひとつ上の藤本佳則に「可愛がってもらった」と以来、師匠と呼びあがめ、今週も「一緒に頑張ろうね」と話していたのだが、藤本は5月に肩を痛めて長く戦線離脱したまま。
「今回は、僕一人で頑張って来ます!」。
師匠に健闘を誓ったデビュー戦で、さっそくひとつ、結果で報いた。
「このまま“アニキ”に朗報を伝えられたらいいな」。
自宅で療養につとめる藤本もきっと初日から、弟子の動向をチェックしてくれているはずだ。