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星野、小平が4アンダー(ZOZOチャンピオンシップ初日)
9月のフジサンケイクラシックで大会2勝目を飾り、出場権を獲得した星野は1イーグル4バーディ、2ボギーの内容。
「グリーンが速くて、コンパクションも結構でている。風もあって、ミドルアイアンでも低い球で攻められない。しっかり高い球で打って、風の計算も必要になる」と、悩ましい状況下で2番のイーグルは、8番アイアンで乗せた7メートルの長いパットが決まった。
「やはりティーショットでフェアウェイに置くことが大事。今日は比較的ヒットできていたので、そこからチャンスに繋げられた」と、上々のスタートにつなげた。
そして、今年も推薦を受けて、2年連続の出場を果たした小平。
スタートの1番でチャンスを沈めて連続バーディを奪った。
「出だしからいいスタートが切れて、リズムがつかめた」と、早々から波に乗った。
7つバーディを積み上げ迎えた終盤は、「ドタバタした」と、17番パー3は傾斜地に落とすピンチ。長いパーパットが残ったが、これをしのいだ。
崖下に落とした最後の18番はボギーとなったが「パットがすごくよかったので良いスコアになった」。
10月から復帰した米ツアーでは、ここまで2試合連続で予選落ちをしている。だが、「2週間前につかめた手応えが続いている。これを確実なものとしたい」。
そのほか、JGTO枠から出場資格を得た南アのノリスも共に4アンダーの17位タイにつけている。
米のチャン・キムが、3アンダーの26位タイ。
先週の日本オープンからプロ2戦目を、米で迎えた金谷拓実は、大学先輩の松山英樹と並んで2アンダーの39位タイの滑り出しに「初日はあまり得意ではないが、今日は5つあるパー5で4つバーディが獲れて、久しぶりに良いスタートが切れてよかった」。
松山は、「2週間よかったパットの感触が、今日は全然なかったが、ショットは少しずつ戻せている」と、話した。
推薦による米初出場を果たした関藤直熙(せきとうなおき)は1アンダーの51位タイ。弟で、プロゴルファーの侑嗣とのタッグで「思ったより緊張せず、スムーズにスタートが切れた。ラフも深く、ピン位置もシビアなところがあったが楽しめた」と、満喫している。
オーストラリアのブラッド・ケネディが、イーブンパーの57位タイ。
石川遼は、後半2番と4番のバーディで、一度はアンダーパーグループに入ったが5番で、ダブルボギーを打ち、1オーバーの立ち上がり。
タイのジャズ・ジェーンワタナノンドとガン・チャルングンと並んで64位タイからのスタートとなった。
本大会は、予選カットはないが「あまりに下で終わっても…。上位で終わったほうが、勉強になることも多いし、良い経験もできる。できるだけ上でやりたい気持が強い」と、2日目以降の上昇を期した。
堀川未来夢は2オーバーの69位タイ、2年連続賞金王の今平周吾は3オーバーの73位タイ。
日本初開催の昨年大会で、史上最多の82勝を達成したタイガー・ウッズは4オーバーの75位タイと出遅れた。