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ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山 2019

昔の感覚よ甦れ!古田幸希が暫定首位タイへ浮上

首位と1打差の6アンダー2位タイからスタートした古田幸希がこの日も安定感のあるゴルフを展開した。3連続を含む6バーディ、2ボギーの4アンダー68でラウンド。通算10アンダーとして暫定首位タイに立った。

以前はドローヒッターだった古田だが、正確性を高めることを目的にフェードボールの習得に取り組んでいた。それをこのオフから再びドローに戻そうとしていると言うのだ。
「今まで自分の感覚を抑えてゴルフをしてきた部分があったんです。でも、それを止めてドロー一辺倒にして、状況に合わせてフェードを打つやり方にしようとコーチとも話して決めました。昔からドローを打ってきたので、その感覚ってやっぱり体のどこかに残っているんですよね。それを上手く利用するほうがいいんじゃないかということで」。

正確性を求めれば当然、飛距離を犠牲にしなければならない部分が出てくる。しかし、その飛距離問題もドローへ戻すべきだと決断させる要因となった。
「PGAチャイナのQTにも挑戦したんですけど、やっぱり飛距離が出ないと勝負にならない。そう感じたこともドローの必要性を感じた大きな理由です」。
一度フェードに取り組んだ体の動きを完全に戻すことはそう容易いことではないが、今は自分が向かっていく方向が明確になった分だけ、吹っ切れてゴルフができている。最終日も古田らしい思い切りのいいゴルフを展開してもらいたい。

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