記事

ゴルフ日本シリーズJTカップ 2004

2位の宮本勝昌、4位の深堀圭一郎、加瀬秀樹は6位

「最後まで、気持ち切らさずプレーができた」宮本
11番でダブルボギー、さらに13番でボギーを打って、「苦しくなってしまった」とは宮本
最終戦での今季初優勝こそ逃したが、「最後まで気持ちを切らせずにプレーできたことで、来年は良いスタートが切れるような気がしてきました」と、2位タイに満足そう。

最終18番で短いパーパットを外した深堀は、「シーハンに、優勝を譲ってしまったのは僕の責任です」とうなだれた。
今季、トップ10入り8回と、バツグンの安定感を残した今シーズン。しかし、いちども勝ち星がなく賞金ランク12位に甘んじたのは、課題のパッティングに尽きる。
「今日も出だしから入らず、ショートばっかり。平均パット数のデータを見ても分かるように、すべてはパッティングなんです」。
それさえ克服できれば、「いくつでも勝てる」という手ごたえはある。
それだけに、「このオフは、パットの修正を含めて厳しくやる」。端正な顔立ちをいっそう引き締めた。

この最終戦で6位に終わり、やはり外国人プレーヤーの優勝でシーズンが終了したこと。また、賞金ランクは9位に終わって自己ベスト順位の8位(1990年)の更新がかなわなかったことについて加瀬は、「まだまだ、これで満足するな、ということでしょう」。

この悔しさを反省材料に、来年もチャレンジ精神でいく。
1月から米ツアーに出場し、全米オープンには最終予選会から挑戦するつもりだ。

「この1年。もうできないかもしれない、と思っていた復活優勝をあげることもできて良い年だったとの同時に、さらに来年は、もっと上にいけるという手ごたえも感じているから」。

2005年シーズンも長男・哲弘君にとって、“強い父親”であり続けたい。



  • 「僕の責任です…」首位でスタートしながら敗れた深堀
  • 「来年も、チャレンジ精神でいく!」45歳の加瀬は賞金ランク9位に

関連記事