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ANAオープンゴルフトーナメント 2019
昨年からギリシャ人。ピーター・カーミスが首位タイ
3日目の最終ホールで、2メートルのバーディチャンスを沈めて小躍りした。通算14アンダーの首位に並んで、「すごく興奮してます」。
この日「ショットはいまひとつ」。その分、パットがよく決まった。「彼女にもすごく助けてもらった」と、輪厚(わっつ)のハウスキャディさんにも恵まれ11番では、下りの15メートルのパーパットもしのいで「今日はボギーなしで回れた」。
66の好スコアに、38歳の”新人”が日本初Vを見据えた。
シュワーチェルやイメルマン、日本ではツアー2勝のノリスなど、強豪ひしめく南アフリカ出身だが、東京五輪に出たくて昨年、父が市民権を持つギリシャ国籍を取得した異色プロ。
その”プレイヤー”にファイナルQTランク7位の資格で、日本初参戦を果たしていよいよ来季、開催年の初シード入りに燃えている。
「好位置ですが、優勝するには運も必要。とにかく、今はお腹がすいた。まずはご飯が食べたいです」。
今週は、大きな公園近くの宿を取り、「プロゴルファーですけど、マラソンしたくなるほど、北海道は気持ちいい」。
地元グルメを散策しながら初優勝の策を練る。