プロスポーツの観戦が徐々に緩和され、新しいスポーツ観戦の様式が浸透しつつあるなか、茨城県の常陸大宮市では、市のライオンズクラブが主催するスナッグゴルフ大会が開催され、小学校団体の部と交流個人の部に9校から53名が参加して、静ヒルズカントリークラブで行われた。
昨年までは、JGTO日本ゴルフツアー機構が主催する県予選と全国大会という形で行われていたが、世界的に影響を与え続けている新型コロナウイルスの影響により今年は全ての大会が中止となってしまった。
一年前から練習を重ねきた児童たちにとっては、その成果を発揮する舞台の場が急になくなってしまい、特に6年生にとっては最後の大会が開かれず、気持ちの切り替えに苦慮しているとの指導者の声も聞いていた。
そこに、地元企業が社会貢献を旗印に集う常陸大宮ライオンズクラブのメンバーの一人が、ガッカリしている子どもたちのために大会を開こうと、寺門会長に相談をしてのスピード決定でこの大会が実現した。
しかし、観戦防止策を遵守しつつ、ましてや子どもたちの大会の開催には、それなりの準備も必要となり、茅根教育長も協力要請を快諾、教育委員会のスタッフによる準備と、スポーツ推進委員が運営をサポートする形で大会が進められた。
小学校への案内も直前となってしまったものの、多くの小学校の参加があり、秋雨前線の心配もよそに秋晴れの青空の下で子どもたちは存分に競い合い、同じ小学校の仲間たちと、最後の大会を楽しんだ。
来年は延期となったオリンピックの開催をきっかけに、スポーツが更に盛んになって、小学校でのスナッグゴルフの活動も活発に行われることを、常陸大宮ライオンズクラブをはじめ、応援するみんなさんが望んでいるように感じた、爽やかで厳かな表彰式だった。
【大会成績】 9ホール・パー36
優勝 大宮小学校 77
2位 山方小学校 89
3位 大宮西 100
4位 緒川 101
5位 美和 101
6位 大賀 114
7位 御前山 119
8位 大宮北 119
9位 山方南 123
個人ベストスコア
佐川行生 大宮小学校5年 25
交流ベストスコア
佐久間大聖 大宮小学校1年 33