広島県での活動を1年追いかける形で2010年8月からスタートした、香川県でのスナッグゴルフ支援自販機の寄金による、小学校への寄贈と導入の活動は、いよいよ6年目となり、自販機の設置台数が42台、そして寄贈小学校数が10校となり、記念すべき節目の贈呈式と実技講習会が、綾川町立昭和小学校で行われた。
この活動は、地元の増田能子プロを中心とした香川県ジュニアゴルフ振興会により展開されている活動で、県内に設置されたスナッグゴルフ支援自販機の売り上げの一部が寄金され、これを原資に小学校に用具が寄贈される仕組みで、自販機の設置事業者の賛同と協力により成り立つ地域貢献活動で、着実にその活動が拡大されている。本家本元の広島県では、自販機の設置台数が60台を超え、寄贈小学校数は50校に達している。
記念となる10校目の寄贈を受けた、綾川町立昭和小学校の田中直樹校長は、香川県内で発行されているゴルフ情報フリーペーパーの「いこいこゴルフ」を見て、「スナッグゴルフならば人数に関係なく活用できるのではないか」と、早速問い合わせをして、この日の寄贈式と実技講習会が実現した。
寄贈式典には、香川県ジュニアゴルフ振興会の会長でプロゴルファーの増田能子プロ、同顧問の増田光彦プロ、四国コカ・コーラボトリング株式会社営業本部香川支店の越智淳一リーダーが列席し、田中校長と代表児童に寄贈パネルと用具の贈呈が行われた。
続いて行われた実技講習会では、増田能子プロの指導により、パット、チップショット、ピッチショット、フルショットの基本指導が行われ、僅かな時間の中でグリップの握り方や打ち方を習得し、締めくくりのガチンコ対決では、じゃんけんを勝ち抜いた哲平くんが、劇的なチップインバーディで増田プロを負かし、参加した20人の児童たちで勝利を喜び合い、戦利品の増田プロ直筆サイン入りキャップをゲットして誇らしげに握手を交わした。
香川県では一昨年より、寄贈校を対象とした香川県スナッグゴルフ交流大会も始まって、昨年12月には第2回大会も開催されており、こちらも広島に追いつけ追い越せと、地道に活動を展開している。
10校目の寄贈式と実技講習会を終えた増田能子会長は、「やっと10校目という感じですが、自販機の設置台数から考えたら早い到達だと満足しています。自販機の設置に賛同してくださいました、ゴルフ場やゴルフ練習場、企業や工場などの皆様にありがとう、とお伝えしたいです。子どもたちがスナッグゴルフを活用してくれて、それが地域のコミュニティにも繋がり、お友達との会話、先生との会話、そして家族との会話につながると良いですね。」と充実感いっぱいで話した。