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カシオワールドオープン 2018

賞金レースの周吾VSノリス。初日は明暗くっきり

今大会の3位タイ以上で、賞金王決定の可能性が出てきた周吾が、初日を暫定首位タイで飛び出し「順調かな」。
スタートが1時間半遅れたこの日はまだ風が吹き始めた前半のインコースで一気に6つの貯金を作った。
賞金2位で追いかけるノリスも「スコアを伸ばしているのはわかっていた」。
前半3アンダーまで伸ばした敵のスコアも冷静にチェックしながら、しかし「まだ初日。そこまで気にしていない」としていたが、後半9ホールに突入する約1時間の待ち時間の間に、ノリスにある事件が…。

インターバルの練習グリーンで、練習器具のスティックを地面に置いて練習したのだ。
しかし、「規則14-3」の違反に本人は、気づかないままリスタートするなり、後半の1番から4連続ボギー。6番、そして最後の9番もまたボギーを打って、3オーバーまで落ちて入ったスコア提出所で、今度は競技委員に2罰打を宣告された。

結局、5オーバーの91位タイまで落ちた。
惨憺たる初日。
「残念な1日になってしまった」と、がっくりだ。
「…仕方ない。明日に切り替えるしかない」。

今平が今週、勝てばもはや、手も足も出ないがたとえこのままノリスが予選落ちでも、今平が4名以上の3位タイ以下なら、まだノリスのチャンスは残る。
「今平選手は調子が良いが、今週、勝たなければまだわからない」。
賞金レースは明暗くっきり。波乱含みの初日となった。

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