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香妻陣一朗 勝って兜の緒をしめる!

香妻陣一朗が、4アンダー68でラウンドし首位と1打差の3位タイの好スタートを切った。
前日の練習ラウンドではあまりのグリーンの硬さとうねりの強さに「めちゃくちゃ難しいです」と困惑していた香妻だが、この日は雨の影響もあり、ある程度グリーンでボールが止まってくれた。そこにパッティングが噛み合い、好スタートにつなげた。
「三井住友VISA太平洋マスターズ」でツアー初優勝を飾り各方面から祝福を受けた。特に先週の「ダンロップフェニックス」はほぼ地元と言ってもいい存在の宮崎での開催ということで、かなりのお祝いムードだったに違いない。順位的には23位タイに入ったものの、初日の出遅れが結果的に響く形となった。香妻自身、その初日のプレー後に気の緩みを自覚。気を引き締め直したという。
「優勝してやっぱり少し気が緩みかけていた部分があったのかなと思います。フェニックスの初日あたりにそれを感じて、気持ちを入れ直しました」。
現状ゴルフの調子はあまりよくないとのことだが、優勝したからこその自覚が香妻の中に生まれている。「優勝した次の試合が大事だ」とはよく言われることだが、そこで予選落ちをせずに踏みとどまったことは大きい収穫と言える。今週はエキシビションという形ではあるが、今こそ結果を出すことが重要。勢いがあるときは調子の良し悪しを超越することはよくあること。明日の最終日の逆転劇に期待したい。

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