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スナッグゴルフからゴルフへ〜子供たちの新たなチャレンジレポート〜(11月1日)

かつてスナッグゴルフ全国大会で競い合った子供たちが中学生となった今、今度はゴルフチームを作っての初めてジュニアゴルフ大会に出場した。
兵庫県のアークよかわゴルフ倶楽部で開催された「第1回U-15クラブチーム対抗ゴルフ大会」という新しく企画された競技大会だ。
大会の趣旨は、ジュニアゴルファーの育成と普及だが、現在行われているジュニア大会と違うところは、スナッグゴルフ出身でゴルフ初心者であっても、ルールとマナーが備わっていて18ホールをラウンドする力量があれば参加できるというところである。
小学生時代にスナッグゴルフが上達するにつれ、ゴルフを始めた子供たちにとっては再び同じ仲間とスナッグゴルフではなくゴルフのクラブチームを作り挑戦できる夢のような大会ができたのだ。
運営にあたっては、子供たちの不安や緊張を和らげる工夫の検討がなされ、安心して楽しくプレーができるよう環境を整えてもらえた。
実際に参加した子供たちに感想を尋ねてみると『みんなと仲良く楽しく回れたのが良かった。』『スコアが悪くても、みんなが励ましてくれて頑張れた。』『上手そうな人たちに見られた時、プレッシャーを感じたけどめちゃ楽しかった。』『前半と後半の間にお昼ご飯食べたら、ちょっと眠くなったけど楽しかった。また来年も出たい。』『前半笑顔、後半疲れ顔、でも最後まで楽しかった。』と一応に楽しんでいた。
そして主催者の兵庫県ゴルフ連盟事務局長 中山広隆さんからは、『この大会を企画したのが2年前、ジュニア世代のスポーツが盛んになる中でも、ゴルフにおけるジュニアの環境が進学と共に繋がらないことを危惧しておりました。そんな中で、兵庫県ゴルフ連盟理事会にて鈴木会長はじめ理事の皆様の賛同を得て実現できたこと、大変うれしく思います。参加してくれたクラブチームの皆さんが楽しそうにラウンドしているのを見てホッとしました。このコロナ禍で表彰式ができなかったのが残念ですが、来年も楽しみに準備したいと思います。』とコメント。
神戸市立塩屋北小学校で長年にわたり指導に携わってきた、塩屋北スナッグゴルフクラブ竹部法子さんは、「長い間、スナッグゴルフに携わってきた指導者にとっても、卒業し成長した子供たちと再びゴルフで関わることができてとても嬉しい気持ちでいっぱいです。だれもがいちばん緊張するスタートホールでドライバーを握りしめた子供の口から発せられた「打ちまーす」といういつもの言葉と体操服からゴルフウエアになった後姿に胸が熱くなりました。企画開催に向けてご尽力くださった多くの関係諸団体、皆様に心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。」と、感慨深い思いで大会に挑戦する子どもたちを見守った。

★全ての成績は「コチラ」よりご覧いただけます。