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マンダムルシードよみうりオープンゴルフトーナメント 2004
ど派手が売りの立山光広が、今週は「地味なゴルフ」に徹して首位タイスタート
ど派手が売りの立山光広が、今週は「地味なゴルフ」に徹して首位タイスタート
5月のフジサンケイクラシックで2位タイ。それにすっかり気をよくした立山は、そのあと、「イケイケ 」のゴルフに終始していた。「いつでも、どこでもピン狙い」。昨年のイーグル率ランキング1位の“ イーグル王”は、いちどエンジンがかかると、歯止めがきかない。「っていうか、俺ってバカ?」と、 自ら苦笑するほど、その分トラブルに見舞われることも多くなった。
「ボギー、ダボ」のオンパレードで、ようやく予選通過しても50位台をウロウロするばかり。その無謀 な攻め方を周囲に注意されても、なかなか素直になれず、苦戦が続いていた。
だがそれも、今週ようやく改心できた。「そろそろ、きちんと稼がないといけないし」との自覚を持って、無事、決勝に進出するためにこの予選2日間は「とりあえず、グリーン真ん中狙いのゴルフでいく」と決めている。
幸い、今週の帯同キャディもひつこいくらいに「ステディに行ってください」と苦言してくれる。トレードマークのド派手なウェアは、とりあえずしまっておいて、この日初日は、コゲ茶色のシ ックなポロシャツ。服にあわせて「地味なゴルフ」を心がけたことで、逆にチャンスを呼び込むこと ができた。
前半の12番で7メートルを沈めると、続く13番は10メートルのこれまた長いバーディチャンス。「ただ 寄せようと思っただけ」のパットがド真ん中からカップに沈んで2連続。パットが決まるとショットも 冴え出す。後半の3バーディは、いずれもアイアンショットを1メートル以内につけたものだ。
66でまわって6アンダー、単独首位タイにも調子に乗らず、「明日もコソっと静かにまわって安全に予選を通過。“大爆発”は、あさってからだね!」。
得意の「イケイケゴルフ」は、決勝ラウンドにとっておく。