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中日クラウンズ 2017
星野陸也は「一生の思い出に残る2日間」
「やっと入ったな!」。
自慢の飛距離で和合のグリーンを攻めても、チャンスパットが入らない。初日から、グリーン上でもどかしいのが続いており、この日はスタート前に、ジャンボに約束をさせられた。
「バーディを5つ取れ」。
しかし、18番で1.5メートルをやっと沈めて、3つ取るのが精一杯で「お約束を果たせずに残念でした」と反省しきりも、青木が「俺たちを気遣って、スコアを悪くしなきゃいいが」と気にしていただけに、どうにか決勝ラウンドに進めたのは何よりだった。
5年ぶりのAO対決に、挟まれた星野。
組み合わせが決まった火曜日には、「うらやましい」と言ってくる先輩プロもたくさんいた。
「自分でいいのかな」と、極度の緊張と遠慮の中でも「お2人ともいろんな打ち方で攻めてきてテクニシャン。僕もお2人のような選手を目指したい」と、改めて仰ぎ見た。
「僕の人生の中で、一生の思い出に残る2日間になりました。僕も、もっと頑張らなくちゃ」。
初めての和合でAOと過ごした感動を胸に、週末こそさらなる飛躍を目指して歩く。