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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2019

新ホストプロ。香妻陣一朗が残り3戦の報恩計画

またね
大会が発足した13年から、ホストプロをつとめてきた地元沖縄の宮里兄弟に続いて、今年は新たに3選手が加わった。
昨年末に、主催をつとめる「パシフィックゴルフマネージメント」とスポンサーシップ契約を結んだ今季ツアー1勝の大槻智春と地元沖縄の嘉数光倫、そして香妻陣一朗が、初年度のホスト試合に挑んだ。

「ものすごく気合を入れてきましたけど、今週は最後までこんな感じ」と、最終日の18番でも惜しいパットを外して、通算3アンダーの25位タイにとどまった香妻。

JGTO会長で、プロ通算85勝の青木功が監修をつとめた会場の「PGMゴルフリゾート沖縄」は、海沿いに広がるレイアウトに硬い地面、強い風など数あるタフな条件の中でも、「僕にはグリーンが難しくて。チャンスに寄っているのに入らないというのが多くてそのあたりはどうしても運任せ」と、たとえ近くにつけても、祈る思いでバーディトライ。

なかなか、結果に結びつけることができずに悔しがったが、改めて主催者への感謝は増した。
「去年はシード落ちをして、大変なときに声をかけていただいた」。
賞金ランク70位に終わって落胆した昨年末のお誘いには、どれほど力づけられたか。

トップ10は2回。毎試合で安定した成績を残して、今年は日本初開催の米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」にも出場。ゴルフ界のユーチューバーとしても、盛り上げに奮闘した。

話題作りに奔走した今季はすでに賞金ランク36位で、シード復帰のラインにも到達。
主催者を安心させて、当面はここから残り3戦。

目標は、その年の勝者と賞金ランク上位者など合わせて30人の頂上戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の出場権だ。
「優勝して出場できたらいい」。
シーズンの最後を飾る最終戦に進んでこそ今季、主催者への恩返しは完結する。

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