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太平洋クラブチャレンジトーナメント 2019
風を味方にした白倉渉平が首位と1打差につける!
「今日は感じる風をそのまま信じてプレーしました。風が強かったのでコンディション的には難しかったんですが、自分にとっては今日の風向きはプレーしやすかったですね。明日も同じ風が吹いてくれたらチャンスがあるかなと」。
この日の白倉は5バーディ、ノーボギーのほぼ完璧と言えるラウンド。その要因となったのが持ち球のフェードだ。太平洋クラブ・江南コースは、ティグランドに立った景色はドローヒッター向きに見えるが、実際のレイアウトはフェードヒッター向きだと言う声が多い。白倉自身も何ホールかは立ちにくいホールがあるものの、右に曲げておけばなんとかなると言う印象をコースに持っていたよう。
6月で37歳になる白倉は和歌山県出身で大学は山口県の東亜大学に進んでいる。ゴルフを始めたのは20歳で、それまでは野球に打ち込んでいたそう。23歳の年にプロ転向し、約3年でプロになったことになる。これまで目立った成績こそないものの、球(ボール)を打つ才能に長けていることは間違いない。明日も同じ方角の風かどうかに関わらず、風が吹くほどにそのポテンシャルは発揮されるかもしれない。