豪亜の共同主管で行われている「ニュージーランドオープン」の3日目。
星野がググッと順位を動かした。
「今日と明日は、伸ばすしかないと思っていた」。
前日の27位タイから狙い通りに飛躍した。

出だしの1番パー5で「ほぼ２オン」から３パット。
「嫌な流れと思ったけれど。２番３番のバーディで流れに乗った」。
ショット、パットともに早々に手ごたえをつかんで「今日は８アンダー目指してやったら９アンダーが出た」。
最終ホールでもうひとつ、と意気込んだら「アドレナリンが出ちゃった。セカンドがオーバーして難しいところ行っちゃった」と、パーに終わってそこは悔しがったがボギーなしの63は、完璧なゴルフで最終日を前に急浮上。
「優勝争いに入れたと思うので。明日も、ビッグスコアを狙って優勝目指して頑張りたい」。
帰路の空港で、パスポートと財布を紛失する昨年のドタバタも完全に払しょくして帰れそうだ。

大会は、4日間ともプロアマ形式で回る変則競技で、チーム戦でも競われる。
賞金ランキングには加算されないがJGTOは、2014年から大会とパートーナーシップ契約を結び、今年は20人のジャパンゴルフツアー選手が参戦。
日本勢もV争いを繰り広げている。

予選通過を果たした選手の中ではほかに、大槻智春がこの日5アンダーの好スコアをマーク。
「この３日間で10ボギーくらい打っているのでボギー数を減らせば自然とアンダーでこれるかと思う」。いよいよ残り1日で、上昇の秘策を練った。

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• 星野 陸也
• 大槻 智春