最終ホールをバーディで締めくくった高野碧輝が首位タイの好スタートを切った。この日は６バーディ、ノーボギーの完璧なラウンド。その要因となったのがティショットだ。
「先週の試合から新しいドライバーにかえました。それまで左へのミスがひどくて。それで新しいのにかえてみることにしました」。
　高野が新調したのはピンのＧ４１０ＬＳＴだ。それまでも同メーカーのモデルを使用していたが、少し気分をかえる意味でも新しいモデルを手にした。

高野はドローヒッターで左へのミスが出るとゴルフにならなくなる。特に先週の会場であるゴールデンバレーゴルフ倶楽部は左サイドにハザードが多く、ティショットに不安を持っていた高野にとっては、新しいドライバーの効果を発揮させることはできなかった。しかし今週はその効果が初日から発揮される形となった。
「これだけ初日にいいスコアが出せたのは久しぶりです。やっぱりティショットに不安がなくなるとかなり楽になります。フェアウェイから打てるとグリーンにも止められますし。まだ初日ですから、明日は明日の風が吹くじゃないですが、明日も落ち着いて頑張りたいと思います」。
明日はインコースからのスタートになる高野だが、スコアを伸ばしやすい前半で一つでも貯金を増やしておきたいところだ。

• 高野 碧輝