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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2021
史上初のアマ出場で、杉原大河さんが6位T
東北福祉大4年の杉原大河(すぎはら・たいが)さんが、ツアープロに紛れて3アンダーの6位タイにつけた。
今シーズンは、これでツアー7戦目。
5位タイでローアマを獲得した昨年10月の「日本オープン」をはじめ、今年5月のアジアパシフィック ダイヤモンドカップでは2日目に首位タイと、幾度も片りんを見せている。
この日も石川遼と、大学先輩の片岡尚之に挟まれ、今シーズン初の有観客試合で、大勢のギャラリーに囲まれたが、「プロの試合の雰囲気を把握できるようになった。初日から、気持ちをコントロールできた」と、5バーディ2ボギーの好スコアをマーク。
宍戸は、上がりホールほど難しさを増すのが特徴だが、「むしろタフなコースセッティングのほうが割り切れるというか、無理せずに、パーで行こうと諦められる」と、後半をイーブンでまとめる鉄壁の守りを見せた。
一方で、この日は、9番の計測ホールで332ydを記録するなど、全体の飛距離4位にランクイン。
「プロの方々と回っても飛距離が武器になるのかなという思いはあります」。豪打を活かした若さ溢れるプレーで大学先輩の、金谷拓実に次ぐ史上5人目のアマVを予感させた。
本大会は、ツアーで活躍する最強選手の決定戦だが今年から、アマ3人に出場権を与える新資格を導入。
杉原さんほか、米澤蓮さん(東北福祉大)と中島啓太さん(日体大)が出場し初日は1オーバーの52位タイにつけている。