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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2021
史上初のアマ出場。杉原さんと米澤さんが予選を通過
ツアープレーヤーたちに交じって、史上初のアマ出場を果たした東北福祉大の杉原大河(すぎはら・たいが)さんと、同・米澤蓮(よねざわ・れん)さんが、決勝ラウンドに進んだ。
杉原さんは、首位と5打差の通算2アンダー、4位タイから第3ラウンドを始める。
11時15分に、最終組のひとつ前で大岩龍一と、豪州のアンソニー・クウェイルと共に、3日目のコースに出る。
日没サスペンデッドで10人がプレーを残した前日の第2ラウンドは、なんとかその日のうちにホールアウトできたが「雨なら去年の日本オープンの3日目とかもあったが、風がところどころめちゃくちゃ強くて。ゴルフが出来るのかな、というような天候でした」。
経験したこともないような悪コンディションを、なんとか1オーバーで堪えた。
「スプーンだと、滑る恐れがない。今週調子も良いので多く使うようにした」と、守りに徹しても、15番のティショットは「完璧」と、行方も見ないで2打地点に行ってみたら、左の林にあったり、大風に翻弄されたが冷静にパーを拾った。
「順位を見ると、よく耐えたな、と思います」。
新たにアマチュアの出場枠を作った初年度に、史上初のアマVもにらめる位置で、週末の宍戸に立つ。
「意識しない、というのは出来ない。意識をしても、自分のプレーをすることが、何より大事」。
偉業を頭の片隅に、最強選手の称号に挑む。
そのほか、通算5オーバーの45位タイで決勝ラウンドに進んだ米澤さんは歴代覇者の塚田陽亮(つかだ・ようすけ)と、韓国の趙珉珪(チョミンギュ)と共に8時30分にティオフ。
なお、世界アマランク1位の中島啓太さん(日体大)は、通算7オーバーの66位タイで決勝進出を逃した。
前日の第2ラウンドでは14番のトリプルボギーと、15、17番のダブルボギー、11番のボギーで「43」。難ホールが続く宍戸の後半9ホールで致命傷を負った。
「14番はOB、15番は崖下と、精神的に来るミスをしてしまった」。
ホールアウト後は昨年覇者で、同組の堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)に「ティショットのアドバイスをもらった」といい、「スコアメイクする上で、完璧なショットを求めすぎている」と、猛省しながら「アマチュアでありながら、ビッグトーナメントに出るチャンスをいただいて、主催者の方々、プロゴルファーの方々にもたくさんの感謝の気持ちを向けないといけない」。
悔しさを堪えて、律儀に頭を下げていた。
<放送スケジュール>
6月5日 13:50ー16:00(Round 3) NHK総合(延伸あり)
6月6日 13:05ー16:00(Round 4) NHK総合(延伸あり)