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elite grips challenge 2019

ゆっくりスイング練習法で植竹勇太が開眼!逆転で初優勝を狙う

最終ホール、約2mのバーディパットはカップの縁を舐めて外れそうになったものの、くるりと回りながらカップインした。ホッとした表情を見せたのは植竹勇太だ。このバーディパットを決めたことで、首位と1打差の4位タイの好位置で明日の最終日を迎える。

1995年生まれの東北福祉大出身。今年が実質ツアー1年目となる。今季はこれまで7試合に出場してトップ5に2回入っており、優勝まであと一歩のところまできている。
植竹は北海道出身で、今もベースは北海道だ。試合が終わるたびに一度家に帰っているとのこと。大変そうにも思えるがそのほうが心身ともに安らげるらしい。年間を通して北海道でゴルフができる期間は短く、それだけに創意工夫しながらゴルフの練習をしなければならない。
そんな環境だからこそ、植竹には常に自分で工夫して練習することが身についている。そのひとつが「ゆっくり振る」練習法だ。
最近やり始めたこの練習のおかげで、ボールを押す感覚が強くなり、フィーリングが良くなったと言う。
「最近は自分の中でスイングがしっくりきているんです。練習でゆっくり振ることをやりはじめてから球のとらえ方が良くなったんです。調子が特にいいと言うよりは、調子が落ちずにキープできている感覚があります」。
淡々とプレーするタイプの植竹だが、優勝がちらついたときにどのような変化が起こるのか。最終日の植竹のプレーに注目したい。

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