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始動日は誕生日。谷口徹が宮崎合宿を開始
谷口徹が2月10日に恒例の宮崎合宿をスタートさせた。
最寄りの伊丹空港で弟子の大堀裕次郎と落ち合うと早朝、始発の便で飛び立った。
宮崎ブーゲンビリア空港でレンタカーに乗り換え、フェニックスCCに到着。練習場で、武藤と市原も合流した。
今週のメンバーが揃った。
「去年シーズンが終わってから、ラウンドは一度も」。
この2か月は、もっぱら馴染みの練習場と自宅を往復する。
「毎日、その繰り返しだった」。
二人娘の送り迎えや家族サービスなどマイホームパパに徹してきた。
合宿初日はまず練習場で打ち込みも「ほとんどクラブも振ってないから。まともにボールに当たらない」。
午後からのパット練習でも、さすがの名手が「入る気がしない…」。
スタートこそボヤキながらも焦らず、ここから徐々に仕上げていくのが
オフのいつものやり方だ。
この日10日は、ちょうど51回目の誕生日。
合間のランチはささやかな、誕生パーティをかねている。
毎年、この日に合わせてコースのスタッフさんたちが、誕生日のスウィーツで祝ってくださる。
今年は、特製の抹茶パフェ。
たっぷり生クリームの上には、抹茶のお粉でダンロップフェニックスの大会ロゴマークがあしらわれ、この日51歳のテンションが上がった。
「パフェなんて、何年ぶりやろ」。
一口入れて「うまいっ」と絶賛するなり、ゴホゴホゴホ…。
抹茶のお粉にむせる師匠を弟子たちが、笑顔で見守る。
「谷口さん、お誕生日おめでとうございます!!」。
「…こないだ福山雅治さんのコンサートのニュースを見たけど50歳だって…! 俺の1個下。見えないよね。髪があるとやっぱり若く見える」。
出ました、名物・師匠の自虐ネタ。
笑うに笑えないのは弟子たちの悩みのタネ。
「キングカズさんは同い年。あの人も、すごいわ。いくつまでサッカーしはるんやろう…」。
同世代の各界レジェンドに思いを馳せつつ「51歳の今年? そんなん、今からどんな年になるかなんてわからんよ。まだ始まってもいないのに」。
そんなことより、今気になるのはいよいよ翌朝に控えた自身の今年の初ラウンドについて。
「芝生の上から打つのは久しぶり。…明日は、80打つかもしれん」。
今年度の第1回合宿は、ひとまず16日まで。
はてさて、どんな7日間になりますか。