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僕らのツアー選手権 / ノリノリ、ノリスの選手権

再び周吾に敗れたが、昨年は2年連続の賞金2位。南アのノリスの国内初勝利も、実は17年度のこの「ツアー選手権」。

当時は、可憐な妻キャンデスさんと結婚して2カ月目の新婚ホヤホヤV。
翌18年の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」は、病床の父に捧げた。
さらに昨年10月の「トップ杯東海クラシック」は、3か月前に亡くした父の弔い戦。

最愛の家族のためなら、無類の強さを発揮する。
難コースの宍戸で、2位と4打差の圧勝を飾った。

「よく、あなたの一番好きな日本ツアーは?と聞かれます」と、ノリス。
「私はいつも迷わず『選手権』と、答えています」。

ノリスにとって「ツアー選手権」は最愛の日本ツアーのひとつ。
「大会の雰囲気もさることながら、開催コースの宍戸は日本ツアーの中でももっとも美しく、最高のレイアウトのひとつと思っています」。
また、コースのホスピタリティも言い忘れてはならない。
「クラブハウスのスタッフは、いつもフレンドリーで、僕らへのサポートを惜しまない方々ばかり。いつも本当にありがたく思っています」と、感謝も忘れない。

美しい宍戸のたたずまいと、人々の温かさの中に、今では初V時の記憶と喜びも重なる。

ここでの勝利を契機に自信をつけて、翌年からシード権争いの常連になった。
「この大会での優勝をきっかけに、自信もつきました」。
ノリスにとって、改めて「ツアー選手権」とは……?

これから日本でも、戦って行けることを証明してくれた試合。早く宍戸で、そして日本のギャラリーのみなさんの前でプレーしたい! みなさんの変わらぬご健康を願い、また日本でお会いできる日を、楽しみにしています!」。
  • あれから息子にも恵まれました。早くみなさんにお会いしたいです

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