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マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント 2019

手土産は手応え。小平智が再渡米

小平智は3打差3位で国内での8勝目を逃したが、主戦場に手応えを持って帰る。

スタートの2差を追いかけ出た最終日。同じ最終組で、首位の奪い合いを続けるジュンゴンと今平の2人を横目に序盤は、6番まで静かなパープレー。
「パットが入らなかった」。

7番からやっと連続バーディで、一時1差に詰めたが、12番でラフから1メートル強残したパーパットを逃してボギー。
再びV争いの2人と差が開いた。

スタートから3連続ボギーで始まった一昨日の2日目。だがそこから巻き返して、3日目にはコースタイ記録の「62」。通算13アンダーで、3位に急浮上した。
2日で一気に15打縮めるゴルフは先週の「ZOZOチャンピオンシップ」で第1、2ラウンド共に回ったウッズの偉業Vにも似て、「タイガーのおかげ。自分も勝ってアメリカに戻る」と最終日はそのまま自身もV獲りへと、気合が入った。

2年ぶりに出場した今大会は、締め切りギリギリのエントリー。
当初は先週にも米ツアーに戻る計画だったが間近で見たウッズの82勝を残像に、「ゴルフのリズムがよくなった。この感覚を日本でもっと確実なものに」と、出発を1週遅らせ一昨年まで慣れ親しんだ、国内での8勝目に挑んだ。

最終日は接戦を繰り広げる2人を凌駕するほどにはスコアを縮めきれずに結局、3差の3位にとどまったが、「先週、先々週でだいぶイメージがよくなってきた。大きな収穫のある2週間」。

2日後には、拠点のある米オーランドに帰って準備を整えメキシコへ。「マヤコバ ゴルフクラシック」から、再合流して来シーズンの出場権獲りに賭ける。

「あとは試合で成績を残していって、自信をつけるだけ」。
次の日本ツアーは連覇を賭けた、12月のシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」。
今度の帰国はアメリカから、大きな土産を持って帰る。

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