記事

日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2019

20年目も変わらぬ情熱を

ツアーディレクターの中島と、最終の調整を打ち合わせる乙野グリーキーパー。本戦にむけて、着々
大会は記念の20周年を迎えたが、裏方の情熱は変わらない。
「ツアープレーヤーのNO.1を決めるのがこの大会。それにふさわしいセッティングを目指すのは、今年も変わらない」と、JGTOツアーディレクターの中島和也。

「毎年、目標にしていることですが、選手の体技心がすべて整った選手でないと勝てない、72ホール持たない。簡単に手に入らないタイトルにふさわしいコース作り。フェアウェイが極端に狭いとか、グリーンが固すぎたり速すぎたりではなく、あくまでフェアなセッティングでコースの難易度を上げていく」。

そんなコンセプトのもと大会を2日後に控えてすでに、コースはほぼ完ぺきに仕上がっている。
「ラフの仕上がりひとつとっても芽数や長さ、葉幅や密集度。すごく均一化されて、素晴らしい状態」。

あとは、宍戸のグリーンキーパーの乙野圭司氏や、JGTO競技委員長の加納美智雄らを交えて少しばらつきがあった18番グリーン奥の排水溝近くのラフの長さを整えたり微調整を施せば、いざ選手たちを迎え入れるばかりだ。

最後は、JGTOのコースセッティングアドバイザーでツアー1勝の田島創志が競技委員らと決める4日間のピン位置が、難コースにスパイスを加える。
コースセッティングのプロ集団が精魂こめて完成させた。
令和最初の宍戸で、ビッグタイトルをつかむのはだれか。
  • コース管理のみなさんを交えて競技委員会。セッティングアドバイザーの田島(右端)も真剣

関連記事