首位とは９打差の４アンダー９位タイからスタートした出利葉（いでりは）太一郎さん。幸先よく２番ホールでバーディを奪うものの、直後の３番でボギーを叩く。このボギーで体に異変が起きた。
「なんだか急に汗が出てきて、今まであまり感じたことのない感覚になって。あがりすぎなのか、何か集中が抜けちゃった感じになってしまって。そのあと７番でバーディが獲れて、そこで戻った感じです」。

ただ、最後まで流れに乗れそうで乗れないままのプレーが続き、フラストレーションが溜まっていたところで、17番でバーディ、18番でイーグルという気持ちの良いフィニッシュができた。しかし、それ以上に今週の内容には悔しさが残るといった表情を見せていた出利葉さん。次なる目標は日本アマだ。
「今回のプロの中での経験は日本アマに必ず役立つと思います。頑張りたいと思います」。

また、出利葉さんの後輩でローアマ争いを演じた石塚祥利（しょうり）さんは５バーディ、５ボギーの出入りの激しい内容となり、スコアを伸ばせず通算３アンダーの39位タイに終わった。
「今日は出だしからごちゃごちゃしたゴルフになってしまいました。あまり気持ちの良い１日ではなかったです。攻めるしかなかったので、その結果３パットしたりして。ちょっとストレスが溜まりました」。
それでも今大会３度目の挑戦で初の予選通過を果たし、得るものも大きかった。プロの技術を目の当たりにして、やるべきことも見えてきたと言う。出利葉さんと同じく、次の目標は日本アマだ。

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• 石塚 祥利