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ダンロップフェニックストーナメント 2004

2位タイの尾崎直道、川岸良兼

ウッズとの最終日最終組に、「明日は練習しすぎて、腰が痛くなっちゃうかも・・・」直道
接戦なら、よかった。「これだけ離されてしまったら…。48歳にはきついよ」と、直道が悲鳴をあげた。ウッズと10打差の、最終日・最終組。ほぼ優勝確定、という状況での同組ラウンドには、どうにも闘志の持っていきようがない。
「せめて、2位狙いか…」ポツリ、つぶやいた。

悔やまれるのは14番パー4。最近、パットの調子が良かっただけに、「外れるわけない」とタカをくくっていた。1メートルのパーパットを外したとき、「カっとなって、仕切りなおししなかった」。返しも外して、3パットのダブルボギー。
差をますます広げて、ただうなだれるしかなかった。

ウッズとは、98年のカシオワールドオープン予選ラウンドで回って以来。「楽しみ…うん、楽しみと思おう。もうこうなったら、こっちは思いっきり“飛ばさないゴルフ”をしてやるんだっ!」。せめて自身の持ち味を存分に生かしたゴルフを展開することが、ささやかな抵抗だといわんばかりだった。

一方、直道と並んで2位タイにつけた川岸が、悔やんでも悔やみきれないのが最終18番だ。1メートルのパットを外してパーに終わった。
しかもその前の17番では、8メートルのバーディチャンスを3パットしてボギー。
「5つ(5アンダー)くらいにはしておけた内容だったのに…」。
2位の直道、チョプラが前組で先にホールアウトしていたため、ウッズとの最終組からひとり、弾かれてしまった。
「明日は2位狙いだし、一緒には回れなくなっちゃったし…。寂しい〜!! 寂しいね」と、歯ぎしりを繰り返した。

  • 「2位狙いだし、ウッズと一緒に回れないし・・・寂しい」川岸

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