記事
ANAオープンゴルフトーナメント 2019
足がつっても首位タイに。今平周吾が2年前のリベンジ
インスタートの初日は、最後の9番パー5。60ヤードを残した3打目のフェアウェイで、今平が急に地面に座り込んだ。
競技委員会の特別承認を得て、渡辺研太トレーナーがロープ内に駆け込んだ。
足を投げ出しほんの数秒ケアを受けるとすぐ立ち上がり、ピン奥2メートルにつけてバーディで終えられたが、9番のティショットで「右のふくらはぎに、経験したこともないような痛みを感じた」という。
この日の北海道は急激な冷え込みに加えて、ふかふかとした洋芝が「選手の足に負担をかけたのではないか」と、渡辺トレーナー。
本人は肉離れを疑ったようだが、「足がつっただけでした」と、事なきを得て安堵した。
バーディ締めで、スルリと首位に並んでみせた。
一昨年大会で、3選手による自身初のプレーオフに挑戦。しかし、池田勇太と時松隆光を残してわずか1ホール目に敗退。ひとり早々にコースを降りた苦い記憶がある。
「悔しかったので。今年もまたここで優勝争いしたい」。
2年越しの好発進に、賞金王が2年前のリベンジを見据えている。