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アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ 2021
ノリノリ、ノリスが誕生日の首位獲り
2シーズン統合のロングシーズンは、今年4月の開幕戦から合流した。
昨年のコロナ禍では全米プロや、全米オープンなどメジャー出場の機会はあったが「日本で最後にプレーしたのは1年半前だった。今年の来日時は隔離もあったし、いま感覚を取り戻しているところ」。
コロナ以前の一昨年は、今平周吾と最後まで賞金レースを争い、2年連続の2位をおさめた。
「良かった時の期待感を持ったままプレーするのは、精神的に難しかった」。
1年半前の記憶と、長いブランクを経た実際の感覚を埋める作業は思いのほか困難だった。
特に、復帰初戦の「東建ホームメイトカップ」は、一昨年とのギャップがきつく「ここ最近は、自分との闘いだった」という。
「今は、乗り越えないといけない時期。試練として現状を受け入れ、自分に期待をかけすぎずにゴルフを楽しむことを意識している」。
キャディでついてきてくれた弟のカイルさんと再び二人三脚を始めた。日本で4勝の経験を糧に、復帰5戦目にして優勝争いにこぎつけた。
来日してからずっと、外食は避けている。
接触も、毎日の抗原検査で陰性判定を得たカイルさんや、選手仲間に限るなど、感染対策を徹底している。
夜のお楽しみは長男の毎日、2歳になる長男ジェイデンくんとのビデオ通話。
「会えないのは寂しいけれど。息子がどんどん成長していくのが 目に見えてわかるのは楽しみ」。
この日、14日に39歳になったが、「誕生日は別の日にちゃんと祝うとして、今日も部屋で静かに過ごすよ。試合にも集中しなくちゃ!」。
ツアー5勝目で、盛り上げるしかない!