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ANAオープンゴルフトーナメント 2021

星野、木下、金谷、それぞれの思惑。トップ3が上位でし烈

星野、木下、金谷。譲れない戦いが始まる©JGTOimages
最終ラウンドを前に、目下、賞金レースの主役が上位に連ねた。
賞金1位の星野陸也が3日目を1イーグル、4バーディ(1ボギー)の「67」とし、前日の17位タイから、首位と4打差の6位タイに上がってきた。

海外メジャーを行ったり来たりし、日本代表も務めたアツい夏から、実りの秋へ本格シフト。

「最近、自分のやりたいような打ち方にはハマらなくて、あまりやらないミスをすることは多かった。でも、徐々に上向きになってきて、気持ちの面でも気合入れていこうとガッツポーズとかも多めにやってみたり、ポジティブにやっていこうと」。
ギアを入れた。

東京五輪で、開幕の第一打を打った際のボールやグローブ、キャディバッグやウェアも「部屋のオリンピックゾーンに大事にしまってある」という。
「袋に入れて、自分でサインもして。ティーペグまでしっかり記念にして」。次のパリに向けてもすでに気持ちを高めている。

賞金王への思いもここからさらに加速させていく。
「最後に1位になっていたらいいな、と」。

そんな星野を約300万円差で追う木下稜介。
首位と3打差の3位タイから、逆転1位を狙う。

木下もまた、7月の「全英オープン」など海外遠征を経て、刺激を受けて戻った。
WGCでは松山英樹と濃密な時間を過ごし、世界進出への思いを強くした。
「早くアメリカに行けるように」と、「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」での初Vからの連勝に続いて、シーズン3勝目で一気に上昇を期す。

初優勝時は「できれば最終組とか避けたい」と思っていたそうだが、いまは「相手が目の前にいる中で、どれだけ自分のプレーができるか試してみたい」と、最終日は計画通りに首位の大槻との直接対決で、今後を占う。
「3打差ありますけど、ビッグスコアを出して勝てたらもっと自信になる。勝ちたい」。

また賞金3位の金谷拓実も通算9アンダーの10位タイに控える。
次週の大会は、あえて休みを取って身体共にリフレッシュを図るため、「明日はただ上だけを目指して」と、虎視眈々だ。

そろそろ賞金レースも本格化。
いよいよ、最終ラウンドの「ANAオープン」から目が離せない。

※今日もライブ中継中です。

<テレビ放送スケジュール>
9月19日(日)15:00ー16:25(日本テレビ系列ほか、全国25局ネット)
※RBCのみ24:50〜26:15予定

<CS放送スケジュール>
9月19日(日)07:30ー10:00(1番H生中継、日テレジータス)

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