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星野陸也は緊張、のち上昇! そして「最終日にメダル圏内」(東京2020)7月30日

メダル、メダル©IGF(写真は初日)
重圧から解き放たれて、星野陸也がじわりと順位を上げてきた。

前日は第一組の一番手で、開幕の第一打を打つ大役をつとめた。
代表のプレッシャーも加わり、初日はほぼ1日ガチガチだったが「今日はある程度、緊張が抜けて、昨日よりは自分のプレーができた」と、2日目は5バーディ2ボギーの「68」。

序盤から、立て続けに3メートル前後を残すピンチとなっても冷静だった。
「1番、2番は危なかったけど、しっかりパットを決められた。そこからアンダーパーにつながったと思う」。

すぐ次の3番からチャンスパットを打つことができた。
「今日のピン位置は、曲がらなそうに見えて切れてしまうとか。もったいなところもあった」と、巧妙な五輪のセッティングに、最初のバーディパットは外したが、その後も再三、ピンを刺すなど持ち味のショットが好調。

「正直、ティショットは昨日のほうが良かったけど、今日はセカンドからのチャンスが増えた」。
緊張するとリズムが速くなる傾向にも、意識して注意を払って解消。
「メンタル的にも落ち着いてできた」。
6番、8番ではバンカーから寄せワンのバーディ。2つ伸ばして折り返した。

10番は3パットのボギーを叩いたが、13番では1メートル。さらに14番で3打目をピンそばにつけて連続バーディとした。

4メートルを沈めた17番ではガッツポーズも出た。

ティショットを右バンカーに入れた18番をボギーとし、「しっかり左に狙っていかなくちゃいけなかった」と、反省もあったが初日の41位タイから順位を上げて、「今日はいつも通り自分のプレーができた感じがしてちょっとホっとしています」。

2度目の中断前に通算3アンダーで上がって、暫定25位タイで3日目へ。
首位とは8打差あるが、3位とはまだ5打差だ。
「最終日でメダルを目指せる圏内にいくためにも明日しっかり、5アンダーくらい出したいなと思います」。

初日の開幕時の第一打に使ったボールとグローブは、前日のプレー途中に思い立ち、大事にキャディバッグにしまった。
残り2日で、さらに価値ある思い出を増やす。

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