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「応援ありがとうございました!」日本代表の星野陸也が謝辞

19年のセガサミーカップ時。2年ぶりの成長をお見せしたいです。©JGTOimages
東京五輪の閉幕から3日が過ぎて、男子ゴルフの日本代表をつとめた星野陸也は「今まで経験してきたどの試合でも、味わったことのない緊張感でした」といま、改めて特別な4日間を噛みしめている。

7日に最終日を迎えた女子ゴルフは、自宅のテレビで応援した。
「プレッシャーのかかる後半の追い上げは、本当に凄かった」と、銀メダルを獲得した稲見萌寧さんの強心臓には度肝を抜いた。

「世界各国のトップ選手とのメダル争いをプレーオフで勝ち切ったのは本当に凄いこと。とてもカッコよかったです」と、快挙を称えた。

「でも、自分は3日目ですね」と、いまいちど反省。
24位タイから出た7月31日の第3ラウンドで、2オーバーとスコアを落として最終日のメダル争いに入れなかった。
「伸ばさないといけない土曜日にスコアを伸ばせず悔しかった」と、振り返る。

開会前から出身の茨城県笠間市役所や、出身校など各所に大きな横断幕が飾られるなど、「地元のみなさんや、たくさんの方々から応援していただいてすごく嬉しかったですし、とても力になりました」。

でも、結果で応えることができなかった。
「メダル獲得という良いご報告ができませんでしたが、応援してくださった方、支えてくださったすべての方に、心からありがとうございましたとお伝えしたい気持ちです」。

果たせなかった目標は、3年後に持ち越しだ。
「次のパリでも代表入りと、メダルを目指して頑張りたい」と、早くも雪辱に燃えている。

7月29日の大会初日には、第一組の一番手で開幕の第一打を打った。
「あのティショットは一生忘れないと思います」と、いまもありありと緊張の瞬間を思い出す。
「オリンピックに出場できなければ経験できなかったこと。貴重な体験を、今後のゴルフ人生に活かしていければ」。

稲見さんと、畑岡奈紗さんと一緒に参加した開会式ではなんと、長嶋茂雄氏が聖火ランナーのおひとりとして登場。
「すごく驚きましたし、感動しました」と、いまも目に焼き付いている。
男子ゴルフは長嶋氏が大会名誉会長として、長年支えてくださる「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ(8月19ー22日、北海道ザ・ノースカントリーGC)」から、20ー21年シーズンが再開する。
星野も、余韻さめやらぬまま、賞金1位で合流する。
「目標の賞金王を目指して、僕もここからまた頑張っていきたいです」と、話した。

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