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日本オープンゴルフ選手権競技 2021
ノリノリ、ノリスが5打差の野望「南アと日本。両方獲りたい」
池田勇太と並んで出た土曜日は、5番のパー3で7メートルを沈めて最初のバーディを奪うと6番では、左の奥からチップイン。
7番ではフェアウェイからの2打目がピンに絡まり、8番は2打目を竿にぶつける好ショット。
ピン2メートルを沈めて一気に4連続バーディを奪った。
2位に3差をつけて折り返した後半も、「ここからさらに8打差つける」と10番、12番と攻撃の手を緩めず、2打目が木の近くに行った14番は、2メートルのパーセーブで渾身のガッツポーズ。
太い右腕を、2度も振り下ろしたこぶしに思いがこもった。
左に曲がる16番のパー5で2打目をバンカーに入れたが、ピン5メートルに脱出したバーディパットもねじ込んだ。
2位と5打差の通算18アンダーは、すでに94年大会のジャンボ尾崎が出した大会最少スコア(※パー72)に並ぶ記録に到達し、最終日の記録更新にも注目が集まる。
16年から日本ツアーで戦い、17年の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」を含めて通算5勝。
「いつでもみんな暖かく迎えてくれるし日本でプレーするのは本当に楽しいです」と、話す。
南アと欧州ツアー共催の「南アフリカオープン」は南ア最古の大会で、2002年のプロ転向からほぼ毎年、出場しているという。
「今年は12月にあるからJTには出られない」と、すでにシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の欠場を表明するなど、母国のナショナルオープンに並々ならぬ情熱を注ぐが、それは日本も同様だ。
「今年は、母国と日本で2つ獲れたら」。
ノリノリ、ノリスはどこまでも貪欲だ。