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日本オープンゴルフ選手権競技 2021
南アのノリスが4差の圧勝「どの国でもナショナルオープンは特別です」と涙
大量の貯金は心強くても、序盤は強い風に吹かれて1ボギーを打つなどひりひりする展開が続いた。
「途中でボードを見たら池田選手が迫っていた」と後半から攻撃に転じて2バーディで応戦。
12番でピンそばにつけると、右ラフから5メートルに乗せた15番で勝利を確信するガッツポーズも出た。
「日本オープン」は18年から2年連続の2位。
3度目の正直は、ジャンボ尾崎が94年大会で記録した最少スコアを1打更新する通算19アンダーで圧勝し、「ナショナルオープンはどこの国でも特別なものですが、日本で勝てたことが本当に嬉しいです」。
涙もろい大男の目に涙が浮かんだ。
池田勇太は最終日の「67」でもっともノリスに近づいたが、4打及ばず今年3度目の2位。
木下稜介が、イーブンパーと苦しみながらも通算11アンダーの3位タイで3試合ぶりの賞金1位に返り咲いた。
前年覇者の稲森佑貴は通算9アンダーの7位タイで、史上6人目の連覇と大会3勝目を逃した。
大会2勝目を狙った小平智は、最初の4ホールで7つスコアを落として11位タイに終わった。
ローアマチュアは、38位につけた東北福祉大4年の米澤蓮さんが獲得した。