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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2021

佳境の賞金レースで「2連勝するつもりで」賞金2位の木下稜介




先週の「ダンロップフェニックス」で今季3勝目を飾り、賞金1位で今大会を迎えたチャン・キムが、2週連続Vなら今週にも賞金王が決着する可能性もある。

 

賞金2位で大会に入った木下稜介が、阻止に向けて強い決意を述べた。

 

キムとの賞金差は10256042万円。

「少し開いてしまいましたが、今シーズン始めから、ずっと賞金王を目指してやってきましたので。ここから2連勝するつもりで頑張ります」。

 

先週は、単独首位で最終日を出ながら、逆転負けを喫したが、1差の2位には踏みとどまれた。

「あまり調子が良くない中でもスコアを作る何かをつかめた。先週の2位は大きかった」と、むしろ自信をつかんだ先週だったという。

 

また、世界ランキングは前週の87位から、75位に上昇。

来年のマスターズの出場権があるトップ50入りに向けても、意欲が高まる。

 

「同級生が、ディフェンディングチャンピオンなんていう機会はなかなかない。もし出場できたら練習ラウンドをお願いして、ちょこっとアドバイスももらえたら、なんて想像もしています」。

 

来年、連覇を狙う松山英樹とオーガスタでの再会も大きな励みに邁進する。

 

今週の会場の「Kochi黒潮カントリークラブ」は出身の奈良県から越境した香川西高校時代に試合経験があり、プロ入り後も同高校の先輩で、コース所属の片岡大育(かたおか・だいすけ)のオフ合宿にも誘ってもらったことがあるといい、「コースはよく知っているつもりです」と、地の利を挙げる。

 

「飛距離が出る選手が圧倒的に有利なコースですが、僕はチャン・キムみたいに飛びませんので、そこに勝つには…と、考えています」。

逆転の返り咲きを誓って、開幕までに秘策を練る。

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