講習会が行われた印西市立小林北小学校には、15名の体育指導員と、印西市教育委員会の職員が集まり、社団法人日本女子プロゴルフ協会の久保りかティーチングプロが指導にあたった。前半は体育館で、用具の特性についてスライドを用いて解説を行い、後半はグラウンドで、実際に用具を使用して体感していただいた。通常の子どもへの講習とは異なり、体育指導員が子どもたちに教えるにあたっての「ツボ」を角度を変えて指導を行った。
サントリーオープンでは毎年、「福祉と社会貢献」をテーマに、地元地域 と密着した大会開催を推進しており、地元・印西市に福祉関連車両の寄贈を行っており、2003年度大会では、障害者施設用マイクロバス1台、福祉施設巡回車両1台、そしてスナッグゴルフ・コーチングセット2セットの寄贈を行った。地元からは大会運営の協力として、のべ700名のボランティアが 参加しており、大会と地元との相互協力の体制は、固い絆で結ばれている。
この日の講習会に参加した、印西市体育指導委員連絡協議会の大久保優会長は、自身もゴルフ愛好者で、サントリーオープンでは地元の農産物・特産物などの販売に参加しており、大会への愛着も深いとのこと。大久保氏によると、「子どもよりも大人が夢中になりそう」と感想を語られていた。印西市では体育指導員により、各種スポーツ教室が開催され、 ショートテニス、ソフトバレーボールなどを行い、地域の人たちがスポーツを楽しんでおり、今後はスナッグゴルフを体育指導員が 子どもたちに指導していく計画で、6月には親子によるスナッグゴルフ体験会を実施する計画もあり、また、今年中に競技会も開催したいという構想もあるとのこと。
今年のサントリーオープンでも、会場内にはスナッグゴルフ体験コーナー等を大規模に設置する計画で、ジュニアゴルフファーを中心としたゴルフファンの受け入れ態勢を整えている。
写真左=スナッグの基本を解説する久保りかプロ
写真右=ガズーを体験する大久保会長