川尻小学校は小さな学校で、今回は先週卒業した6年生を除く1年生から5年生全生徒31名が参加。教頭先生を含む先生方4人が講習方法を見ながら手伝ってくれる。グリップの握り方を
教えた後、パッティング、チッピング(アプローチ)、ピッチショット、フルショットの基本ステーションを設定し全員が各ステーションを体験。上級生が下級生にグリップの握り方などを積極的に教えている。先生と生徒の関係も親密で、大きな家族のようであり非常に講習が行いやすい。
前半の一時間で基本練習の講習を終え、10分間休憩の後、運動場に4ホール、コースを設定する。コース設定を行っているとき生徒達が、「丸山選手知ってる?帽子の選手知ってる?(片山プロと思われる)と聞いてくる。やはりTVにでてくるプロゴルファーは憧れのようだ。生徒を4つのグループに分け、グループのスコアで競い合うチーム戦を行う。どのグループも上級生の生徒がチームリーダーとなり打つ順番を決めたり色々指示している。皆、大きな声を上げながら楽しそうにプレイしている。順番にグループを見て歩いていると突然、後ろで大歓声が聞こえる。振り返ってみると5年生の岡島君がホールインワンを達成!!他のグループの子供たちも喜び「やっぱり、岡島君は天才だ・・・」などと話し合っている。初めてとは思えないほど他のグループも頑張り、全てのグループがよいスコアで回ってきた。
みんなを集めて成績を発表し優勝チームを告げると一人の生徒が手を上げ、「なぜゴルフは少ないスコアの人が勝つのですか?」と質問。なるほど、野球とサッカーとは違うなと思いながら理由を説明する。(納得してくれたかな?)私たちが当たり前と思っていることがゴルフをしない人には当たり前でないと実感する。
先生が最後に「来期、もしかしたら関東の方で行われる全国大会に川尻小学校の代表が参加するかもしれません」とJGTOカップの説明を行い気分を盛り上げる。先生によると、JGTOからスナッグゴルフの寄贈を受けたもう1つの山口県の学校より、「JGTOカップの予行練習を兼ねて5月ごろに交流試合をやりましょう」との呼びかけがあったらしい。
近い将来、小学校単位でゴルフの交流戦がどんどん行えるようになればいいなと心から思う。生徒全員が大きな声で「今日はありがとうございました」と挨拶してくれて、講習を終了した。