村制100周年を迎えた伊江島は、沖縄県北西部の名護から車で西に30分ほど走った本部(もとぶ)港から、フェリーで30分の近離島で、人口はおよそ2100世帯5200人、島の外周は22キロで車ならば 30分程で1周できる大きさで、島の産業は菊や葉タバコの栽培と、和牛の生産が中心で、新たな観光の目玉にと、夏にはユリ、冬にはハイビスカスの花の栽培を始めている。
礼儀正しくスタートしていく選手たち
そしてこの2つの花を冠としたゴルフ大会も立ち上げ、そのひとつが5月に開催されているリリーカップというスナッグゴルフの大会、もうひとつがこのハイビスカスカップというゴルフの大会で、5月のリリーカップは当機構が主催するスナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会の沖縄地区予選も兼ねている。
ティショットの様子
島内にある小学校は2校、中学校は1校。
中学校の選択科目にはゴルフがあり、小学校では体育の正課にゴルフが取り入れられているという、まさにゴルフの島で、伊江島カントリークラブは島内の児童は無料でプレーできる環境が整えられている。
伊江島の象徴である城山(別名は伊江島タッチュー)
そんなゴルフの島で開催された第3回大会(伊江村主催、社団法人日本ゴルフツアー機構など共催)は、冬休みに入った12月26日(金)に、島内唯一のゴルフ場である伊江島カントリークラブで開催され、小学生75名、中学生69名の計144名が参加した。
出場者は、地元沖縄県内の児童たちのほか、招待選手として北海道、東北、関東、近畿、中国、四国、九州からも優秀なトップジュニア達が参加した。
青い空と海を背景にパッティングする選手
競技は、全国からの招待選手のプライドと、地元沖縄勢の意地をかけた熱戦が繰り広げられ、沖縄独特の芝質と、島特有の強い風に馴れた、地元沖縄の選手たちが上位を占めた。
各部門の優勝者には昨年に続き、新種のハイビスカスへの命名権がプレゼントされ、それぞれ自身の名前と年号を登録した。 島では命名されたハイビスカスを永遠の財産として育てるという。
また、青木功プロが世界殿堂入りしたことを記念に作られたジュニア用キャディバックも優勝者にプレゼントされた。
中学生の部優勝の伊波宏隆くんと比嘉真美子さん
小学生の部優勝の下田雄大くんと外間昂汰くん | 中学生団体の部優勝の沖縄チーム |
命名を受けた新種のハイビスカス | 全国からの招待選手たち |
<上位成績/伊江島カントリークラブ 18ホール
中学生・小学高学年3,109ヤード 小学低学年2,446ヤード 共にパー58>
中学生男子の部 上位
優勝 伊波宏隆 59(27-32) * 2名のプレーオフにより決定
2位 古波津柊 59(29-30)
3位 豊見里友作 61(32-29)
中学生女子の部 上位
優勝 比嘉真美子 58(28-30) * 大会2連覇
2位 津波古味寿乃 62(31-31)
3位 大城美南海 63(31-32) * 3位以下の順位はマッチングスコアカード方式により決定
4位 和田芽緯 63(30-33)
小学生高学年の部
優勝 下田雄大 61(30-31)
2位 高江洲将太 65(32-33)
3位 上原大紀 66(33-33) * 3位以下の順位はマッチングスコアカード方式により決定
4位 金城沙希 66(32-34)
5位 屋比久隆貴 66(30-36)
小学生低学年の部 上位
優勝 外間昂汰 64(32-32)
2位 金城五貴 68(34-34) * 2位以下の順位はマッチングスコアカード方式により決定
3位 星川ひなの 68(32-36)
中学生団体の部
優勝 沖縄地区 (比嘉一貴・比嘉真美子) 125
2位 四国地区 (早藤将太・和田芽緯) 127
3位 近畿地区 (青野憲太郎・佐野愛) 133
4位 中国地区 (幡地隆寛・境原茉紀) 135
5位 九州地区 (中山龍馬・上畠もえな) 138
6位 東北地区 (深堀雷斗・増子瑠奈) 140
7位 北海道地区 (佐藤太地・本間美慧) 142
8位 関東地区 (谷口嵩聡・頼藤彩) 144