順位が気になる様子
これまでもスポーツニッポン新聞社は中学生、高校生の全国規模の大会を長年開催しているが、 小学生大会の開催について大会実行委員である田上哲也さんは、 「子供たちには世界の一流コースや、トッププレーヤーを見る機会を与えたい。そして世界の一流プレーヤーになってもらいたい。」
アテスト会場
「全国から集まった子供たちのゴルフの技術の高さは相当なものであるが、それ以上にゴルフの根本である “エチケットとマナー”をジュニアのうちに学んで欲しい。」と日本のジュニアゴルファーが世界に羽ばたく日を切に願っている。
最近では、ゴルフの技術や興味が一段と向上している世代が小学生であるが、これほどの全国規模の大会はまだそんなに多くはない。
緊張のスタートホール
大会会場ではスクリーンにスコアボードが映し出されると、選手以上に父兄が気になる様子。 全組にボランティアスコアラーが同行し、アテスト会場では入念なスコア確認。
18ホール・ストロークプレーで行われた競技は、最終ホールで男女ともバーディで優勝が決まるというレベルの高い熱戦であった。
入賞した選手たち
男子の部で優勝した北村聡馬くん(三重・小6)は、アプローチが得意とあって最終の18番、チップインバーディで72のパープレー。
全国大会での優勝は初めてとのこと。「将来はパターが上手な選手、マナーが良く誰からも一緒にまわりたいと言われる選手になりたい。」が目標。
女子の部の優勝は、この日自己ベストを出したと喜ぶ加治木憂歌さん(広島・小6)。 最終9番ホールでの2打目がピン1mにつけるバーディでパープレー。 「ラウンド中は優勝というより、自己ベストを狙っていました。あがってみると優勝していました!」 目標は丁寧にプレーするゴルファー。「上田桃子選手やA・ソレンスタムのような選手になりたいです。」
優勝した二人には青木功プロが世界殿堂入りしたことを記念に作られたジュニア用キャディバックが、プレゼントされた。 将来にはこの大会に出場した子供たちが、青木選手のように世界を股にかけて活躍してくれるであろう。