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「第16回全国小学校ゴルフ大会 横尾要カップ」開催(3月27日)

3月27日(木)に茨城県常陸大宮市の静ヒルズカントリークラブ(3,382ヤード~6,306ヤード/パー72、スーパージュニアの部1,087ヤード/パー54)にて今年で6年目を迎えた「第16回全国小学校ゴルフ選手権 横尾要カップ」(主催:報知新聞社・全国小学校ゴルフ連盟、後援:(社)日本プロゴルフ協会・(社)日本ゴルフツアー機構)が開催された。



今大会は1年に3回行われ、開催数も今回で16回目を数える。歴代の優勝者の中には、石川遼をはじめ、“ぽっちゃり王子“こと古田幸希くんや宮澤亜衣さん・利衣さん姉妹、伊藤誠道くんなど将来のゴルフ界を担うチームジャパン強化指定選手がずらりと揃う顔ぶれだ。



参加人数は回を重ねるごとに増え続け、今回は174名(うちスーパージュニアが17名)の出場となり、今ではキャンセル待ちが出るほどの盛況ぶりとなっている。

また、会場の静ヒルズカントリークラブは、先日は日本プロゴルフ選手権の予選会や親子キャンプ、本年もチャレンジトーナメント「静ヒルズトミーカップ」、シニアツアー「日本プロシニア選手権」を開催するなど、ビッグイベントが目白押しだ。



大会のホストプロでもある横尾要をはじめ、ツアーメンバーの篠崎紀夫らがスタート前のスコアカード渡しや進行のチェックなど大会の裏方として、今回もサポート役に徹して大会を盛り上げた。

コースコンディションはここ数日の陽気が奏功し、フェアウェイやグリーンは最高の仕上がりとなった。また、大会当日も気温が20℃に近い好天にも恵まれ、半袖でプレーする子供たちもいた。



スーパージュニアの部で使用するコースは、本コースに隣接するパー3コース。静ヒルズカントリークラブが誇る名物コースのひとつでもある。

距離にするとひとホール平均80ヤード程度なのだが、実際にアベレージゴルファーがプレーすると本コース並にしばしば苦戦を強いられる。

そのコースで優勝した森山友貴(モリヤマ ユウキ)くんは3ボギー、1ダブルボギーでトータル5オーバーは、圧巻そのもので大物の片鱗を覗かせるものだった。



1・2年の部で優勝した田中伸乃輔(タナカ シンノスケ)くんは5バーディ1ボギーのトータル4アンダーで、同スコアで上がった美村凌我(ミムラ リョウガ)くんをカウントバックで凌ぎ美村くんの連覇を阻んだ。

また、1月にプロ宣言をしたツアーメンバー石川遼の妹弟の葉子(ヨウコ)ちゃん(小5)・航(ワタル)くん(小2)は今回も出場。航くん・葉子さんは前回それぞれ、3位と12位の好成績だったが、今回は残念ながら苦戦を強いられたようだ。



3・4年の部男子では、小川詠次郎(オガワ エイジロウ)くんが2位以下に4打差をつけて昨年の夏の大会から3連覇を達成した。来年度からは5・6年の部へとグレードが上がるが、目標は夏の大会で大会史上2人目の4連覇を狙う。 3・4年の部女子は岡村優(オカムラ ユウ)さんが見事に逃げ切った。

3連覇を狙った山田佳奈(ヤマダ カナ)さんは後半で巻き返しをはかったが、前半のスコアが大きくひびき結局5打差の3位に終わった。 5・6年の部は男子・女子とも大混戦の中、男子は二階堂源也(ニカイドウ ゲンヤ)くんが、女子は粕谷美佳(カスヤ ミカ)さんがそれぞれ2位に1打差の僅差で優勝した。 粕谷さんは前回に続き2連覇を達成した。小学生最後の大会を優秀の美で飾り、4月には中学校へ進学する。

今回も各部門別の優勝者に対して、青木功プロからSRIスポーツを通してキャディバッグが贈呈された。また、3位までの選手にはプレゼンターの横尾からそれぞれメダルが贈呈された。

各部門別の優勝者は以下の通り。
スーパージュニアの部(1,087y/Par54) 森山 友貴くん  6歳 59(31・28)
1・2年男女の部(3,382y/Par72) 田中伸乃輔くん  2年 68(35・33)
3・4年男子の部(5,639y/Par72) 小川詠次郎くん  4年 80(39・41)
3・4年女子の部(4,513y/Par72) 岡村 優さん  4年 78(40・38)
5・6年男子の部(6,306y/Par72) 粕谷美佳さん  6年 77(40・37)
5・6年女子の部(5,639y/Par72) 二階堂源也くん  6年 82(40・42)

参加した選手のほとんどは次も出場したいというように、リピーターが多いのもこの大会の特徴のひとつだ。次回の開催は7月を予定しており、大会のエントリー受付は5月から始める予定。詳しくは、報知新聞事業部(03-5479-1293)まで。