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第3回宝塚スナッグゴルフ大会開催(3月30日)

3月30日(日)小雨が降り続く中、関西の名門(社)宝塚ゴルフ倶楽部 特設コースで第3回宝塚スナッグゴルフ大会が開催されました。

この大会は兵庫県が支援事業を薦めている、“スポーツを通じて子供からお年寄りまで地域に 密着した豊かなコミュニティづくり”を掲げた、「スポーツクラブ21」の活動の一環として始まった。

競技開始前には宝塚市の広報誌の公募により参加した、12名のボランティアさんにスナッグゴルフ指導者講習会が開かれた。


帽子を取って一礼


講師にあたったのは今大会の競技委員長を務める宝塚市立中山桜台小学校・教諭である鈴木直行先生。

スナッグゴルフ指導者としての講義やコース作りを実施したり、ルールやエチケットはゴルフと共通するが、 アイアンは“ランチャー”、パターは“ローラー”とゴルフ用具との違いや、子供たちがケガなどしないように 周りに注意を払うよう指導する事などの説明があった。


雨の中のスタート


当機構の名誉会長であり、地元宝塚のプロゴルファー島田幸作より寄贈したコーチングセットを活用して頂き、 中山桜台小学校では授業の一環として3年前よりスナッグゴルフを導入。

子供たちの興味の大きさを確認すると、その翌年にはゴルフも授業に取り入れた。

鈴木先生は子供たちのゴルフへの熱意を感じると、地元のゴルフ関連企業に交渉を始めた。


講義する鈴木先生


小学校近くのゴルフ練習場にお願いし、一定の時間ワンコインで打ち放題にしてもらったり、 課外授業として、今大会にも開催コースとして協力して頂いた宝塚ゴルフ倶楽部の旧コースを無料でプレーさせて貰える様になるなど、 地元企業も子供たちをバックアップをするなど、地域をあげてスナッグゴルフ普及に努めている。

今ではスナッグゴルフの全国大会を目指し、日々指導にあたっている。


用具を持っていざ出陣


授業にゴルフを導入したことにより、野球やサッカーなど他のスポーツ同様、子供たちには早い段階でゴルフの適正が判断できる。

参加した子供たちの中には、将来プロゴルファーを目指すことが特別ではなく、自分の興味と得意が見極められる普通の環境がある。

今までは“特別な環境”が整なわないと選択肢に入ってこなかったゴルフだが、参加した子供たちの中には浸透し始めている。

またスナッグゴルフを通じて大人と子供たちとの交流を持つ役割も果している。 大会に参加したスナッグゴルフ未経験のお母さんたちに子供たちがスイングやルールを説明している光景が印象的であった。


<競技結果>
宝塚GC スナッグゴルフ特設コース Par23 / 310ヤード (雨天により9ホールから6ホールに縮小)

■小学生5年6年の部
 優勝 田北 綾子さん(中山桜台小6) 21ストローク

■小学生3年4年の部
 優勝 島田航沙くん(中山桜台小3) 17ストローク

■ベストスコア賞
 17ストローク 島田 航沙くん(中山桜台小3)

  ※副賞として青木功プロ世界ゴルフ殿堂入り記念ジュニア用キャディバック。

■ペア戦
 優勝 41ストローク 西 美瑞ペア (中山桜台小6)
 2位42ストローク 門坂 憲人ペア (中山桜台小3)
 3位 54ストローク 門坂 まゆ美ペア (中山桜台小5)

※ペア戦上位3位チームには、6月に開催されるLPGAの『We Love KOBE サントリーレディス』で行われるペア戦に宝塚市代表として、特別招待枠で参加できる特典が発表された。

お父さんとペアを組み見事優勝した西美瑞さん(中山桜台小6)は、将来女子プロゴルファーになるのが夢。 憧れである「上田桃子選手に逢える事が今から楽しみです!」と語ってくれました。

主催:宝塚市・宝塚市教育委員会・宝塚市体育協会・(財)宝塚市スポーツ教育振興公社
後援:JGC日本ジュニアゴルファー育成協議会・日本スナッグゴルフ協会・(社)日本ゴルフツアー機構