あいにくの雨模様となった講習だったが、体育館を利用しての90分間の講習はあっという間に時間が過ぎ、子供たちは次回の講習に期待を膨らました。
参加者は4つのブロックに別れ、前半はパットとピッチショットを交代で行い、後半はチップショットとフルショットを交代で行った。今回はカズー(コックを習得するための音の鳴る用具)とスナッパー(手首の使い方とスイング軌
道を習得する用具)を活用し、初めてゴルフを体験する児童たちが、見る見るうちにきれいなスイング軌道を身につけていた。
今回の講習を担当した、社団法人日本女子プロゴルフ協会(LPGA)ティーチングプロの久保りかプロは子供たちに、右手の親指のツメに赤いシールを貼り、「赤いシールを貼った右手親指をグリップの赤い点に合わせて下さーい!」と呼びかけて、正しいグリップを易しい方法で指導した。
安達利明校長先生は、年に数回しかゴルフをプレーしないそうだが、子供たちが楽しくゴルフに取り組む様子に、笑顔で子供たちに接してお手伝いをしていただいた。また、「来年からはクラブ活動に取り入れる考えがあり、導入するからには全国大会への出場を目指したい」と抱負を語られた。
今回も、日本ジュニアゴルファー育成協議会を通じて、茨城県アマチュアゴルフ連盟から、根本太涛さん、舘英樹さん、西野ともみさんの3名に、ボランティアによる協力をしていただいた。小学校と地元アマチュア連盟 とのコラボレーションは、今後、野球、サッカーを凌ぐ、ゴルフ人口の拡大と、地域のスポーツ振興とふれあい充実を予感させるものである。