今回のスナッグゴルフ講習会は、高等部3年生と小学部の体育を受け持つ先生から当 機構に相談があり実現した。
先生は、沢山のスポーツを経験させてあげることにより、運動の楽しさや喜びを味わ い、運動に親しむ姿勢を育てたい、という狙いで、最近ではボールに鈴の入ったテニ スを体験させるなど、熱心にその機会を提供している。
講習会では、まずゴルフとスナッグゴルフの違いが説明された。
ゴルフはカップにボールが入るとゴールになることに対し、スナッグゴルフはフラッ グにボールがくっつくとゴールになる、という違いの他、ボールを触り、フラッグを 触り、クラブを触り、ランチパッドを触り、その形状や感触、そしてくっつくという 仕組みを体感して講習が始まった。
ボードを使ってのパット練習では、時計の文字盤に例えて、7時から5時の振り幅で中 心の10点を狙った。また、ピッチショットでは、ダーツの形をしたターゲットの中心 を狙い、9時から3時の振り幅で的を狙った。
ショットの前にボールの位置を触って確認し、グリップを正しく握り、そして振りぬ き的に当たると、パンッと音が鳴り、児童たちの笑顔はほころんだ。
休憩を挟んでのフルショットでは、10時から2時の振り幅から見事なショットを繰り 出し、手に伝わる軽い感触と、バシッという音に反応し、更にニコニコ顔を振りまい た。
グラウンドに設定された2つのホールを使っての実践コースプレーでは、パー4の設定 ながら2打のイーグルを出す子もおり、お友達同士で喜び合い、楽しいひとときを過 ごした。