「杜の都ジュニアオープンゴルフ選手権 沼沢聖一カップ2008」（主催：日刊スポーツ新聞社、杜の都ゴルフ倶楽部、後援：日本プロゴルフ協会、日本女子プロゴルフ協会、仙台市ゴルフ協会、宮城県スポーツ振興財団、大和町、日本ゴルフツアー機構）が24日の日曜日に宮城県黒川郡大和町の杜の都ゴルフ倶楽部で開催された。

昨年から東北地方のジュニアゴルフイベントの活性を目的に、今年で2回目の開催になる。

参加選手は、小学校低学年から中学生までのカテゴリーを8つに分けて総勢105名で争われた。

テレビ中継の解説などでお馴染みの、ホストプロでもある沼沢聖一プロは「このようなジュニアのゴルフイベントの開催をゴルフ団体の枠などにとらわれずにもっと開催し、ゴルフ業界自体の活性化をすべき。また、未来のプロゴルファーたちに様々な活路を見出していきたい。」と提言と抱負を語った。

今大会では、地元の東北福祉大、東北学院大、東北高校のゴルフ部のメンバーがスコアラーやキャディなどの手伝いをする傍らプレーをする選手たちにグリーン上のエチケットやプレー時のマナーなどを教えるなど、教科書や学校では教えてもらえないことを体験することができた。

大会当日は前日からの雨で、ジュニアゴルファーにとってはかなりのハードコンディションとなってしまった。

選手はレインウェアを身にまとい、パッティングの練習を始めると、このようなコンディションが彼らには意外と珍しかったみたいで、「気合いが入ります」と傘もささずにコースへ向かう選手もいた。

しかし、その雨が次第に強まり、全選手がハーフターンをした後に競技を9ホールで終了した。

結果、こんなタフなコンディションにも関わらず、30台で上がってくる選手も数名いて悪天候にもかかわらずハイスコアでの決着となった。