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スナッグゴルフ出身選手の活躍(第1回大会出場の稲葉一馬くん)(10月16日)

スナッグゴルフ出身選手がゴルフに移行して活躍する情報が、全国各地で聞かれるよ うなってきたが、その中でも目覚ましい活躍をしている選手が兵庫県にいる。

第1回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会に出場した稲葉一馬くんだ。


小学校4年生のときに中嶋プロと


稲葉くんは、今年8月に栃木県の琵琶池ゴルフ倶楽部で開催された、全国中学校ゴルフ選 手権大会で9位、また、日本ジュニアゴルフ選手権競技の男子12歳~14歳の部で12位タイなど、常に上位に顔を出 す実力者となりつつある。

稲葉くんは、小学校3年生からゴルフを始め、ほぼ同時期に小学校がスナッグゴルフ を導入したことをきっかけに、並行してスナッグゴルフの練習も始めた。

そして4年生のときの7月に開催された全国大会に、須磨浦学園須磨浦小学校の選手の一人とし て出場してチーム3位に貢献し、また、自身はベストスコアを記録した。 大会を支援している中嶋常幸プロは、稲葉くんのスコアと活躍に感銘し、「記念に写 真を撮ろう」と自ら申し出て、当時のカットが現在も残る。


ベストスコアを
叩き出したときのスイング


稲葉くんがゴルフを始めたきっかけは、おじいちゃんがゴルフ好きだったこともある が、小学校1年生のときに6年生の先輩がゴルフをしており、先輩のゴルフの話に興味 を持ち、自分からゴルフをしたいと思うようになったという。

現在は、自宅に近いゴルフ練習場で、レッスンと毎日のショット練習、そして腹筋や 腕立て伏せなどの体力強化に励んでおり、高校への進学もゴルフの環境を含めて検討 しているそうだ。


毎日練習に励む稲葉一馬くん


将来は、プロゴルファーを目指しており、「練習熱心な片山晋呉プロ」に憧れている そうだ。

また、どんなプロになりたいか尋ねたところ、「お世話になっている人たちへ恩返し がしたい。また、子どもたちにゴルフを教えていきたい。」と明確で前向きな目標を 持つ。


得意のSWを手にして


一馬という名前は、「一番になれるように。馬のように速く。」という気持ちを込め てお父さんがつけた。 高校へと進学し、やがてプロで活躍するとき、おじいちゃんの仏前に飾られた中嶋プ ロとのツーショット写真の横に、ウィニングボールを置ける日が来るかもしれない。