時折強風の春風が吹き荒れる中、心待ちにしていた子供達の目の前で高橋勝成プロの始球式で大会の火蓋が切られた。
本格的にゴルフの練習もしている腕自慢の小学生もいれば、今大会には出場したがスナッグゴルフ未経験の小学生も参加と様々。
そんな中スタートティーでは緊張の子供たちに、大会会長の高橋勝成プロの緊急レッスン。
レッスンだけでは無い、素振りで芝にディボット後を作ると目土を埋める事や、周りに人がいないか安全を確認してから素振りを行うようにする事など、ルールやマナーについての講義も忘れない。
高橋プロは、「スナッグゴルフを通じて子供と大人の交流の場を持ち続けていきたい。」
「80歳のおじいさんと10歳の子供たちがひとつのスポーツで、交流を持てる事がスナッグゴルフの素晴らしいところ」
「3世代、4世代と世代を超え、お父さん世代がおじいさん世代から学ばないといけない事もまだ沢山ありますから・・・」と語ってくれました。
こんな熱い思いや地道な取り組みが県下でも認められる形となった。
次回の大会開催は国内で初めての試みとなる園田競馬場(兵庫県尼崎市)で行われる。
「土日が休みの地方競馬場、芝が豊かで広大で平坦な内馬場でスナッグゴルフが出来ればなんて素敵な事でしょう。
構想の段階ではあるが、他のスポーツとのコラボレーションを実現し、親子交流、3世代交流を実現したい」と、今大会の後援である兵庫県阪神南県民局 岸本雅男さんが打ち明けてくれました。
交流は世代間だけではなく地域も越えたものとなっている。 JGTOカップ予選会での交流がきっかけとなり、島根県から3時間以上かけての交流参加となった。
遠方からはるばる出場の安来市立赤江小学校の永田詩織ちゃん(小4)は、小学生個人対抗戦の部で優勝。 両親からスポーツを薦められるがどれも興味を持てなかった。
しかしスナッグゴルフを知るとすぐさま自分から申し出たと言う。
ペア対抗戦の部で優勝の浅井靖宏・勇志親子(勇志くん・小2)は、
家族でゴルフやスナッグゴルフのレッスンを受けたり、ショートコースでのプレーと家族で楽しむ。
ちなみにペア戦ではお父さんと長女の咲希ちゃんと組んだ前回の大会で優勝と浅井家は2連覇を達成している。
まさしく高橋勝成プロや関係者の想いである、「親子の対話としての新しいスポーツ“スナッグゴルフ”」が浸透している。
さらに今回はブリヂストンスポーツ?より(社)日本ゴルフツアー機構を通じて、ジュニア育成を目的にプロも使用するゴルフボールの提供があり家族・地域・企業が一体となり勝紀杯は大いに盛り上がった。
なお各カテゴリーの上位は、
【ペア対抗戦の部】
優勝 | 浅井靖宏さん 浅井勇志(アサイユウジ)くん(7歳) 32ストローク |
準優勝 | 中山昌久さん 岡田佳子(オカダカコ)ちゃん(9歳) 36ストローク |
3位 | 八田学さん 八田陸豊(ハッタリクト)くん(7歳) 36ストローク ※同スコアの場合カウントバック |
【小学生個人対抗戦の部】
優勝 | 永田詩織(ナガタシオリ)ちゃん(島根県赤江小4) 30ストローク |
準優勝 | 植田滉基(ウエダコウキ)くん(西宮市甲陽園小5) 30ストローク ※同スコアの場合カウントバック |
3位 | 新田悠晋(ニッタユウシン)くん(播磨南小6) 31ストローク |
【小学生対抗戦 団体の部】※上位4名の合計
優勝 | 播磨南小学校チーム /187ストローク |
準優勝 | 好徳小学校チーム /213ストローク |
3位 | 苦楽園小学校チーム /219ストローク |