導入に際してJGTOからは、「ゴルフが上手な子どもを作ることが目的ではなく、審判 員がいないゴルフというスポーツをツールに、自己申告や自己管理能力を子ども達に 伝えてほしい。
自分に不利になることを自ら申告することは勇気が必要で、そういう ライフスキル(生きるための力)を養ってあげてほしい。」と説明し、同席した藤が丘 小学校の伊藤新司校長は、「最近、ガラスを割ってしまった子供がいて、それを自ら 言えずに自己申告の大切さを教えたばかり。是非、ゴルフを通じて伝えていきた い。」と語った。
藤が丘小学校では、子どもたちが放課後や週末を楽しく安全に遊べる施策として、 「ふじっこふれあい教室」を開催しており、この教室にスナッグゴルフを取り入れる 計画で、ゴルフ好きな地域の方々の応援を仰ぐ予定で、12月中旬には実技講習会を計 画している。
伊曽島小学校でも毎週火曜日に行なわれている、放課後子ども教室で活用する計画 で、既に来年2月5日と3月11日に組み込まれることが決定している。
更に、門脇貴男校長は放課後子ども教室を運営する地域の「なかよしクラブ」会長の岡本治生会長に 早速、協力を呼びかけて、岡本会長も積極的な取り組みを約束してくれており、充実 した活動が期待される。
昨年度に導入した桑名市多度町の5つの小学校では、今年の東建ホームメイトカップ開催の際に社会学習見学でゴルフ場を訪れたり、多度南小学校、多度東小学 校、多度西小学校の3校では、多度小規模校活性化事業として、6年生38名による合同練習会と試合を12月7日(金)に計画したりと、桑名市でのスナッグゴルフの活動は根付き始 めている。
<用具寄贈小学校2校>
1 桑名市立藤が丘小学校(三重県桑名市藤が丘6-109-1) 全校児童数426名
2 桑名市立伊曽島小学校(三重県桑名市長島町福吉567) 全校児童数216名
<1セットあたりの用具の内容>
ランチャー14本・左用2本含(ランチャーとは大きなヘッドのアイアン型クラブ)
ローラー8本(ローラーとは大きなヘッドのパター)
ボール100個
ターゲット2個(ダーツ風な円形の的)
ボード4個(平型の的)
フラッグ4個(円柱型の的)
ランチパッド12枚(ティアップする台)
スナッガズー4本(手首コックポジションチェック用具)
スナッパー4本(スイングチェック用具)
キャリーバッグ1(用具入れ袋)
説明用ビデオ1本
コーチングカリキュラム1冊(解説本)