南小学校・岸本哲明校長は手やズボンを真っ黒にしながら苦心した手作りコース(Par22/329y)には、 ジャングルジムやシーソーのハザードやOBゾーンも施された戦略的なコースが5ホール。
トラブルゾーンにボールがある場合、どのように子供たちが考えるのか。子供たちの自主性や工夫が顕著に表れる。
ミスショットをしても、ナイスプレーの時と同じ様にみんなで声を掛け合い、仲間意識が芽生える。
子供達には細かい事は言わずフォームも関係なく、好き放題にやらせてやる。その為、 サッカーや野球と同じ様に”ゴルフ”というスポーツに入りやすく直ぐに興味を持った。
ピンフラッグ近くにボールが集まると、子供達はマナーとしてボールをマークする。 マーカーは算数で使っているお花のおはじきである。子供たちにとっても親しみのある マーカーでボール位置をマーク。楽しみながら自然にルールやマナーが学んでいる。
参加した児童は3校合わせて6年生だけで38名。
「少人数の学校では経験できない多人数でのふれあいや揉まれる事を、たくましく成長する為に、 このスナッグゴルフを通して少しでも経験をさせてやりたい」と、
合同学習の意義を講師役も務めた南小学校の岸本校長が語ってくれました。
今回参加した小学校では昨年より体育の授業としてやクラブ活動としても、 スナッグゴルフを取り入れている。集団スポーツ(サッカーや野球)に入り込めない子にも、 個人の力量に関係なく親しむ事の出来るスポーツ。子供たちにとっては新しいゲームを手に入れたのと同じ様だ。
きっかけは「スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会」の特別協賛である 東建コーポレーションの支援を得て、JGT開幕戦『東建ホームメイトカップ』を 開催している地元地域への社会貢献、スナッグゴルフ普及への取り組みへの一環として、 昨年の10月に桑名市地域の小学校5校にスナッグゴルフ・コーチングセット一式が寄贈された。
この地域にスナッグゴルフが浸透し、子供たちがゴルフを身近に感じている事がうかがえる。
多度西小学校 伊藤校長は、「今では1年生から6年生まで全校生徒が純粋に楽しんでいる。 そんなところが少人数の学校のいい所でもある。」
スナッグゴルフの素晴らしさを、「体格や男女など関係なく平等に出来るスポーツ」。 「ピンに向かう、目標に向かう事が集中力を養う事ができる。」
今後は近隣地域だけではなく、県内外の子供たちとの交流をこのスナッグゴルフを通じて結び、 全国大会やゴルフ場の芝の上でもプレーさせてやりたいと、今後の活動が大変楽しみである。