会場の松山下公園は、地元サッカーチームの強化練習の予定が入っていたのだが、そ の練習を早めに切り上げていただき、急きょ、お借りすることができた。この会場の 使用にあたっては、後援団体の印西市教育委員会の働きかけが大きな力となり実現し たもので、これまでのゴルフ場での大会とは一味違う趣の大会となった。
印西市教育委員会とゴルフとは、密接なつながりがある。毎年9月上旬に地元・印西 市で開催される、サントリーオープンの開催の際に、サントリー株式会社が印西市内 の小学校を大会会場に招き、社会学習の一環として、運営本部やテレビ放送ブースな どを見学してもらい、身近に行われるゴルフイベントを通じた、社会見学を行ってい るのである。
また、サントリー株式会社では、キッズ・ドリームプロジェクトを昨年 6月に立ち上げ、スポーツ、音楽、美術、環境など、様々な分野において、子供たち が体験・体感する機会を提供しており、地元の小学校に、スナッグゴルフ・コーチン グセットを寄贈し、ゴルフというスポーツに触れる機会を提供している。サントリー 株式会社は、この日の大会にも協賛し、子供たちや応援の保護者などへの、ドリンク の提供も行った。
印西市教育委員会では、体育指導員へのスナッグゴルフ講習を、昨年5月23日に行 い、この日の大会運営には、印西市体育指導委員連絡協議会の大久保会長率いる方々 のご協力を得て、選手のスコアを記録するスコアラーや進行業務のお手伝いをして頂 いた。
優勝した大森小学校は、サントリー株式会社からの用具寄贈を受けて、わずか2ヶ月 ほどでの初めての大会で優勝を果たした。小学校では、朝、昼、夕方と特訓が行わ れ、この日のベストスコア31を記録した畑中優一くんを筆頭に、3人がアンダーを 記録し、優勝に大きく貢献した。2位は、186ストロークで同スコアとなり、スコ アの少ない選手により、木下小学校が2位となり、船穂小学校は3位となった。しか し、1位との差は6打と僅差で、とてもレベルの高い大会となった。また、この日は 交流の部も行われ、参加した10人の選手のうち、船穂小学校の長谷川健太くんがベ ストスコア36を記録した。
印西市内の小学校は、7月の全国大会の他にも、9月のサントリーオープン週の土曜 日に、総武カントリークラブで開催が計画されている、スナッグゴルフの大会への出 場も予定しており、今後、ますますゴルフへの熱が高まりそうだ。
<第1回スナッグゴルフ対抗戦千葉西地区予選会成績/497ヤード・パー36>
優勝 印西市立大森小学校 180ストローク
2位 印西市立木下小学校 186ストローク
3位 印西市立船穂小学校 186ストローク
ベストスコア賞(31ストローク/-5)
印西市立大森小学校 4年生 畑中優一くん
交流の部ベストスコア賞(36ストローク)
印西市立船穂小学校 4年生 長谷川健太くん